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ごめん…皆…
もう…無理だ…
頑張ったんだけど…無理だった…
もっと他に道はあったはずなのに…何もできなかった…
皆の想いを…全部無駄にしてしまった…
本当に…私は…なんて馬鹿なんだろうな…
「仁人」
仁人の耳に、かすかに仲間の声が聞こえた気がした。
こんな時に…幻聴が聴こえるなんて…
最期にもう一度…皆に逢いたくなるじゃないか…
皆の声が…聴きたくなるじゃないか…
「仁人」
逢いたい……
逢いたいよ……
瑞生…勇斗…太智…舜太…琉弥…柔太朗…
辛い…
悲しい…
苦しい…
寂しい…
死にたく…ない…
やっぱり…死にたくなんて…ない…
こんな…ところで…一人きりで…死にたくない……！
どうか…
私の声が…届くなら……
お願いだ……
皆……
仁人「"助げで"！！」
ふいに、あふれ出る涙と共に、口をついてそう叫んでいた。
これまで絶対に言うまいと必死に押し殺していたこの一言が、最期の最期で口から飛び出していた。
仁人のそんな、心の叫びが
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作者名：milkssss | 作成日時：2019年11月18日 16時
