検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:9,337 hit

ページ ページ21

ラース「ぐはあ?!な、なんだ?!」

体を起こす間もなく、さらに何かに弾き飛ばされ、ラースは小屋の壁に激突した。

仁人「どうした…?!一体何があった?!」

仁人が振り返った先、そこには血まみれで満身創痍の勇斗が、ふらつきながら立っていた。

仁人「は、勇斗…?!大丈夫なのか…?!」

柔太朗「…!」

ラース「て、てめえ!その体で、まだ生きてやがったのか?!」

勇斗「俺は…死なない…。死んで…たまるか…!ここで、俺が死ぬと…柔太朗に人殺しを…仲間殺しをさせることになるだろ…!そんな"罪"を背負うのは…俺一人で十分だ…!」

そう言いながら、勇斗は氷の剣を自分の腹から引き抜いた。
栓になっていた氷の剣がなくなったことで、その傷口からは血がとめどなく溢れ出す。

勇斗「ぅぐっ…!!」

柔太朗「は、勇斗…」

ラース「ぐっ、ふざけやがって!!!」

ラースの体が赤みがかっていき、額の角が長く伸びる。

勇斗「礼を言うぜ…七つの大罪…。お前のおかげで…俺はもっと強くなれた…」

ラース「何を訳の分からないこと言ってやがる?!」

勇斗「俺も…お前に対して怒りを覚えてる…。でも、その怒りが…、俺に新しい力を…」

見えない何かが、ラースの体を再び吹き飛ばす。

ラース「ぐはあ?!な、何なんだ一体?!何が攻撃している?!」
 

次ページ→←前ページ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:M!LK , 勇者   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:milkssss | 作成日時:2019年8月22日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。