あんたが主人公でも、私も主役になってやる【ハイキュー】

9主役 ページ9

部活が終わり、片づけにはいる



ドリンクやタオルの片づけは基本、潔子先輩と麻奈



だから私は、ネットやボールを片付ける



他の物もやろうと思ったが



『女子なんだから、そんな重いのもたなくていいから！！』



と菅原先輩に言われ、軽い物を片付けるようになった




さすが菅原先輩


気づかってくれるんだな、と一人で感動したのを覚えている




「あ、それ俺もつよ」

「え、でも……」

「いいからいいから
それよりさっきコーチ呼んでたよ」

「ありがと……」



山口の言葉に甘え、ボールを渡した



そして、コーチの元へ




「なにかありましたか？」

「あぁ、ちょっとな
今度青城行ってきてくれないか？」

「……え？」

「この資料、合宿のことなんだけどなー
先生は忙しくて大変そうだし、俺も店があるからな
行けるか？」

「大丈夫ですよ、私は」

「そうか！
じゃ、頼んだな」

「はい」

「A」

「……？
なんですか？」

「無理、しすぎんなよ」

「……ありがとうございます
でも、もう大丈夫です」




コーチに頭を下げてから、預かった資料を鞄にしまった

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