検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:807 hit

【4】 ページ5




久々に定時内に仕事を終えた。
が、周りを見渡してもまだパソコンを叩く人たち。



「土方さんお疲れ様です、
なにか手伝うことありますか?」
土「お疲れ。今日はもう上がっていいぞ」
「、はい、お疲れ様でした」



デスクに戻って荷物をまとめていると
となりの沖田くんもパソコンを閉じて
荷物をまとめ出した。
珍しく、残業は無いようだ。



沖「下まで一緒に行きやしょう」
「うん、」



皆さんにお疲れ様ですと声をかけて
沖田くんとエレベーターを待つ。
ポーンと到着の音がしてドアが開く。



「、あ」
高「・・・」
「お疲れ様です、」
沖「お疲れ様です」
高「あぁ」



そこには社長の姿があった。
朝のことがあって、
どうしようもなく緊張してしまう。



沖「メシ、食いに行こうぜ」
「へ?」
沖「今から、いつものこと」



いつものとこ、とは
みんなで飲みに行くときに使っている居酒屋さん。



「あ、うん、いいよ」
沖「あとで多分坂田とかも来まさァ」
「ふふ、そうだね、?!」
沖「どうかしやしたか?」
「あ、や、ううん!」



後ろに立ってる社長の手が、私の手に触れる。
滑らせたり、握ったり。
なに?なにこれ??
どうしたらいいの?
今はまだ5階、しかも止まって
その階の人たちがドバッと乗ってきて
ついふらついてしまう。
その拍子に社長にぶつかってしまって、
後ろから支えるように手がお腹に回ってくる。



「っ、すみません」
高「あぁ」



耳元で社長の声が響いて、胸が高鳴る。
沖田くんは、さっきの波で少し離れたところに
立っている。周りの女子社員が
ガン見してる・・・。




高「朝のこと」
「っ、!」



急に耳元で囁かれ。



高「気にしてんのか?」
「、いえ、別に」
高「顔赤けぇぞ」
「!」



バッと振り向くとすぐ近くに
社長の顔があって。
周りにはたくさんの人がいるのに、
まるでここが2人きりの空間になったみたいに
ぼーっとしてしまう。



ポーン。
一階についた音がしてみんなが降りていく。
それを見て、私も続いた。
沖田くんと肩を並べて外に出ると
ひんやりとした空気が私の熱い体を冷ましていく。



沖「桜木」
「はい?」
沖「お前、社長と出来てんのかィ?」
「っ、え?!」



続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←【3】



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:銀魂
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サクラギ | 作成日時:2017年10月17日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。