雪の降る蒼空 ５

２４４* 仲間の笑顔 ページ44

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今日は舘さん、さっくんと3人でのお仕事があって

それが終わった今、流れでご飯に来ている



宮舘｢A最近自炊してる？｣


『うん

家にいる時はほぼ自炊かな』


宮舘｢そうなの？偉いね

家じゃ食べないイメージだったのに｣


『昨年の歌舞伎が始まる前から家でちゃんと作ろうって意識してて

デビュー決まってからは作るようにしてるの

康二くんがよく泊まり来てたし、パソコンいじってることが多いから体に良いもの食べようって』


宮舘｢それがいいね｣


佐久間｢歌舞伎の時はみんな心配してたよね

見る度に痩せてるんだもん｣


宮舘｢しかもそれに気づいてないっていうね｣


『正直仕事している時はそれ以外頭に無いから、お腹空くとか感じなくて

でも今はシュリがいるから

作業部屋に籠らないでリビングで仕事してるの』


宮舘｢シュリが寂しがっちゃうからね｣


佐久間｢シュリさ、昔のAにそっくりじゃない？｣


『え？』


佐久間｢寂しがり屋で、頭撫でると喜ぶとことか｣


宮舘｢あ〜そうかも｣


『私そんなだった？』


宮舘｢シュリみたいにあそこまで構ってっていうのを出す訳じゃなくて

構って欲しいな〜みたいな目で見てくるの

あと褒めるとめちゃくちゃ嬉しそうにしてるとことか｣


佐久間｢ホント2人見てると可愛いんだよなぁ〜

あとめめも！

シュリのことマジで可愛がってるじゃん｣


宮舘｢さも自分のペットかのようにね(笑)｣


佐久間｢Aもいつの間にかめめと仲良くなってたし嬉しいよね〜｣




この3人で出かけるのはかなり珍しい

個々ではあるけどね




『ねぇ、舘さん

この前翔太くんと家に来た時のこと覚えてる？』


宮舘｢うん、覚えてるよ｣


『そっか

さっくんにも聞いて欲しいことがあるの』


佐久間｢ん？なにー？｣


『ちゃんと話しとこうと思って』







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Sakuma side








『私ね、やっぱり彼のことが好きなんだ』




何の話かと思った

でも俺さ、勘が鋭いからすぐ分かったよ

誰のことを言ってるのか




宮舘｢Aが幸せなら、俺はそれでいいよ｣


佐久間｢……付き合ったの？｣


『付き合ってないよ(笑)

というか、私たち付き合わないよ』


佐久間｢…えっ？｣


『え？』


佐久間｢……んんん？待ってよく分からない｣



明らかに両思いじゃん

多分お互い気持ち知ってんじゃん

なのに付き合ってないし付き合わないの？









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