雪の降る蒼空 ２

６８* ページ18

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Fukazawa side





深澤｢その人もさ、同意の上で離れたんでしょ？｣


『もちろん』


深澤｢よく納得してくれたね｣


『まぁ、お互いジャニーズだしね』


深澤｢……は！？え、ジャニーズの人なの？｣


『うん、ジャニーズだよ』



マジか……

ジャニーズの中に、1度はAが愛した男がいるわけか



深澤｢なんか…消化できないわ

ごめんだけど今までのイメージとかがあるからさ｣


『そうだよね』


深澤｢でも遊びとかじゃなくて、本気だったんだなって
それは思ったよ

それだけ本当で好きになれる人に出会えて良かったね｣


『うん、本当に

今でも良い関係でいれてるのが幸せだなって』



……？
今でも？



深澤｢もしかしてその人まだジャニーズにいるの？

俺てっきりもう辞めたのかと…｣


『辞めてないよ』


深澤｢その人って誰なの？

Jrでしょ？｣



多分教えられない人なんだろう

でもここまで聞いたら気になる

Aの様子を伺うにジャニーズJrの誰かだし



『ここ1年は特にお互そういう会話は全くしてない
それが大前提の上で聞いてくれる？』


深澤｢うん…｣



本当は聞いて欲しくないんだろう

困ったように眉を下げながら、深呼吸して口を開いたA



『……蓮くんなの』



サアッと風が流れていった

周りの音が何も聞こえなくなる、それくらい驚いたんだろうな

関係を聞いたことよりも、俺の中で驚いたみたい



『目黒蓮なの、私のそばにいてくれたのは』



俺は何て声をかけたらいいんだろうか



深澤｢めぐ、ろ？……｣






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Your side







静まり返った空間に、居づらくて、どうすればいいか分かんなくて

頭を抱えて下を向いたふっかを見つめることしか出来ない

今話したことが全部じゃないし、メンバーの中でふっかにだけ話すのは違うと思うけど




深澤｢……あ、えっと、なんて声かけるのが正解なんだろうな、

ちょっと、うん、分かんねぇわ｣


『なにかして欲しいって訳でもないし、欲しい言葉がある訳でも無いから

ふっかにそんな苦しい顔をして欲しくて言ったわけじゃないの』


深澤｢……本当に、今は身体の関係もってないんだよな？｣


確かめるように、そう聞くふっかに


『うん……ないよ』


私は確かにそう答えたんだ









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(注意)
64〜68は全て7月に行われた話になります。

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