雪の降る蒼空 (ページ33)

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３３* ルーティーンページ33

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朝5時半
毎日のルーティーンであるランニングのため家を出た

いつもと同じ道をいつもと同じペースで走る

まだほとんど人がいないから、外の世界で思いっきり自分らしくいることが出来るこの時間がすごく好きだ

変装するのも、人が多い場所にひとりで行くのも苦手な私は、ありのままの姿で外を歩けることが嬉しかった

昇り始めたばかりの太陽を思いっきり浴びながら、海沿いの道路をひたする走る

お気に入りの曲を聴きながら、一心不乱に走って、家に帰ってシャワーを浴びて

ニュース番組を見ながら朝食の用意をする

中学を卒業すると同時に一人暮らしを初めてから７年が経った
昔は早起きして走ったり、ニュースを見たりなんて全くしていなかった気がする

SnowManのメンバーに選ばれて、手探りで過ごしていた数年間、必死だった
でも自分が何を目指すのかが明確になった時から、こうして走ったり、必要があれば鍛えたりら色々試すようになった

『大人になったんだなぁ、私も』

朝日が差すリビングに、私の独り言が残された

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『おはようございます』

｢｢おはよー｣｣

『珍しいね、翔太くんがいるの』

渡辺｢俺だってたまには早く起きれるんだよ｣

『凄いじゃん、その調子で頑張って』

楽屋に入ると阿部ちゃん、ふっかと珍しく翔太くんがいた

いつもは遅いのに

『まだ時間ある？』

深澤｢んーとね、ある｣

阿部｢15分後にメイクさん来るってよ｣

『分かった、空き部屋借りて確認してくるね』

少し早めに楽屋入りした時は、他のメンバーが集まるまでの時間で仕事を進める
作業だったり、今日みたいに振り確認をしたり

サマパラでのダンスの振りと歌詞を確認する
あとはjr.祭りの振り

何日か別の仕事でリハに出れないから、足を引っ張らないために念入りに確認する必要がある

コンコン

ラウール｢Aちゃんおはよう！｣

目黒｢おはよ｣

『ラウちゃん、蓮くんおはよ～』

ラウール｢もう少しで時間だから戻ろ！｣

『うん！』

無邪気に私の手を引っ張るラウちゃんと、弟を見守るお兄ちゃんのように笑っている蓮くんに連れられ、

慌てて片付けをして楽屋に戻る

賑やかなメンバーを見て、今日も1日頑張ろうと思う毎日

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