雪の降る蒼空 (ページ27)

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〈一方、SnowManに加入することが決まった関西ジャニーズJrの向井は

慣れない環境について行くので必死だった〉

向井｢Aが動画撮って送ってくれて、それでずっとイメトレとかやって…

でもついていくのに必死ですね｣

〈休憩中も1人休まず練習を続ける向井に、〉

『康二くん、今のとこちょっとズレてる』

〈寝ていたはずの藤咲が横に並んでそう言った〉

向井｢ちょ、休まな…あかんよ！｣

『みんな大袈裟にしすぎなの

私全然大丈夫なんだよ』

向井｢誰かA回収してや～｣

佐久間｢俺が康二に教えるよ｣

渡辺｢Aは俺と休も｣

『翔ちゃんおんぶ』

渡辺｢え～｣

『間違っても重いとか言わないでね』

渡辺｢……重い｣

『最低！

ひーくん！翔ちゃんが重いって言った！』

岩本｢翔太さいてーい｣

『もう翔ちゃんにおんぶしてって一生言わない

ふっかにおんぶしてもらう』

渡辺｢やだ！ふっかに頼むくらいなら俺にして｣

『……もう重いって言わない？』

渡辺｢言わない、てか全然重くないし

軽すぎだからもっと重くなって

心配になる｣

『優しいね～翔ちゃん

よしこのままレッツゴー！』

佐久間｢……熱だからテンション高いんだな～｣

〈新メンバー3人の姿を見て、藤咲はこう語ってくれていた〉

『私たち7人に何か足りないんじゃない、1番になるため、スキルアップするために来てくれたって思ってます

10人での仕事はまだ余りしたことないけど、絶対おもしろいものになるんだって予想してます

だって関西Jrの中で1番面白くて実力のある康二くんを連れてきたんですもん

蓮くんもラウールももちろん凄いですし、早くファンのみんなに10人の力強さを見せたいです』

スタッフ｢先程向井さんがビデオ見て練習してるって話してましたけど｣

『私が毎回自主練の時に撮ってるやつです

1人で練習してるとダメ出ししてくれる人がいないので、1曲通す時は毎回録画しといて直してるんです

私もSnowManに入ってすぐの時、みんなのスピードに合わせることが出来なくて助けて貰ってたので、康二くんの気持ちは分かります

慣れるまでが難しいけど、康二くんなら乗り越えてくれるから、私はその手助けです』

〈舞台演出、指導、振り付け…藤咲は自分にしか出来ない物を探し続けている

その裏には、地道な努力の毎日が送られていた〉

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