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聖なる夜を君と ページ41

「屋上…、はぁっ…屋上っ…!」





エレベーターを待つ時間も惜しくて階段を駆け上がる

心臓が爆発しそうだけど、気持ちが足を進ませる





クリスマスが終わるまで後5分…





「北山っ!」





ずっと会いたかったアイツの名前を呼んで、屋上へ続く扉を開いた





「………い、た…。」





息も絶え絶えで…声にならない位小さな声だったけれど、北山はゆっくりと俺の方へと体を移した





「メリークリスマス!」





光の海の中で北山が笑う





「メリークリスマスじゃねぇよ。お前のせいで心臓潰れそうだぞ。」

「んふふ。でも、ギリギリセーフだった。」

「…訳わかんねぇ暗号ばっか送りやがって。」

「ちゃんと解けたね。凄いじゃん。」

「え…、ま、まぁな…」





ごめん…皆に助けて貰ったって言えなかった…





「こんなに寒いのに、汗かいてる…」





北山が俺に近づき、頬に手を伸ばしてくる

いつもはその手を退けるけれど今日はしない





「…階段…上ってきた。間に合いそうになかったから。」

「……そんなに…俺に会いたかった…?」





北山はズルい

会いたいと言ってきたのは北山の方なのに…





「会いたかったよ。」

「どうして?」

「………北山が…好きだから。」





言った瞬間に、目の前の光が消える

同時に甘い北山の香りが鼻を擽り、温かく柔らかい感触が唇に触れた





「………北山」





冷たい風を感じる前に、北山の体温が俺を包む





「俺も好き。今日…二人きりで会いたかった…」





………





「…何であんな暗号送ってきたの?」





あの後…暫く二人で屋上からの夜景を見て、一緒に帰って来た

今は北山の部屋で、温かいワインでクリスマスナイトを楽しんでる





「ん〜、サンタクロースがプレゼントくれるか、試してみた。」

「サンタクロース?」

「…もし藤ヶ谷が、あの暗号を解けなかったら、もう諦めようと思って。」

「…って事は、プレゼントは俺?」

「んふふ。そう言う事。」

「じゃあ、俺はもう北山のものって事になるね。」

「……だな///」

「ずっと傍に置いてね?」

「もちろん///」





って事で…

皆のお陰で、北山と恋人同士になれました!

本当にありがとね!!!

皆も幸せなクリスマスを!

Happy Merry Christmas!





※沢山の皆さんにご参加頂いて、本当にありがとうございました!
楽しんで頂けましたでしょうか?

皆さんも素敵なクリスマスを!

封筒の中から生まれた夢1→←北山は?



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作者名:MISA | 作成日時:2016年5月5日 19時

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