僕の彼女

俺の彼女 ページ1

俺の彼女は男です





「昨日、ニカとどこ行ってたの？」

「ん〜？仕事終わりでサウナ行って、その後焼鳥食ってきた。」

「また？」

「お前、サウナ帰りの焼鳥とビールは最高なんだぞ！」





サウナとお肉とお酒が大好きで





「うっし、ちょっくらひと風呂浴びて来るわ〜。」





どこか昭和が抜けない、ガニ股おじさん…





「あっあっあっ！これめちゃくちゃ面白ぇ〜。」





ソファに寝転んで、足ポリポリ掻きながら大口開けて笑うし、





「んーまっ♪」





口一杯に頬張ってご飯食べちゃう





「ひろ、ただい…」

「すぅ…すぅ…すぅ…」





俺が仕事で遅く帰っても、ベッドの真ん中占領して、お腹出して寝ちゃってるような人…





けど…

負けず嫌いで努力家で、感激屋で…

誰よりもグループを愛して、俺達よりもひとつ先を見てる

そんな彼を、俺はめちゃくちゃ尊敬してる





そして…





「これ新作だってさ。太輔、好きだろうな〜って思ってさ。」

「何？…え、めちゃくちゃ可愛いケーキ！おいしそ〜♪」

「んふふ。」





俺には無条件に甘くて





「うまいか？」

「ん、うまい。」

「そっか、そっか。」





優しくて





「んふふ。ひろ、好き♪」

「///…余計な事言ってないで、早く食え。」





照れ屋さんで…





「大輔。」

「ん〜？」

「…呼んだだけ。」

「んふふ。」

「……太輔。」

「なぁに？」

「お前、ケーキに夢中になり過ぎ。」

「え？」

「俺の事も、もっと構え。」

「……んふふ、可愛い。」

「///ふんっ！」





誰よりも俺を愛してくれる





俺の彼女は

俺を虜にする最高に可愛い男です






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