生徒会長と秘密。 (ページ5)

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｢あ、ありがとう｣

超上位クラスのホステスの方が

彼の周りを固めていた。

｢じゃあ君らもういいよ。

俺は彼女だけでいいから｣

そう言うと、私を睨みつけながら全員が出て行った

｢何ぼさっと突っ立ってんの

俺の隣おいで？｣

そう促され隣に座り自己紹介をした

｢まりんちゃんかぁ。俺は…｣

彼はサングラスを外しながら言った。

三月｢染谷三月だよ｣

その瞬間、衝撃と共に私の中で何か割れる音がした

三月｢まさか会長が、

こんな夜のお仕事をしてたなんて｣

『あ、いや、あのこれは、その

違うの！ってかなんであんたがここに居るの！』

三月｢ここ、俺の兄が開けた店だもん｣

『…え、まさか染谷ってあの…』

三月｢ぴーんぽーん！！大正解！

まんまと話そらされたけど、

なんでこんなキャバクラみたいな働いてんの？｣

『絶対話さないから！』

三月｢じゃあこれ全部学校中にばらまこっかなぁ～｣

『お願い！それだけはやめて！』

三月｢んじゃあ、話してくれる？｣

『分かった…

私が小さい時親が経営していた会社が

倒産してその、お金全部なくなって、

それで借金残したまま二人ともいなくなって…』

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