悪女 ページ8
『姫咲杏奈さんに依頼されてやって来ました。』
う「杏奈が…?」
さ「嘘やろ…?」
信じられない、と言うように目を見開くお2人さん
まぁ、当たり前かな。
あの人めちゃめちゃヒロインっぽい性格してるもんね
表向き'は'だけど。
さ「え、それって…杏奈は自分の株価を上げたいって事なん…?」
『まぁ…そうなるかな!』
さ「う、嘘やろ!?やって杏奈はあんなに優しくていい子なんよ?!」
『でも、ちゃんと本人が契約しに来たし…。ほら。これで証明になるでしょ?』
そう言って動揺する坂田さんに契約書を見せる。
正直いって、私も杏奈さんが来た時は親友達をくっつけるための依頼だと思った。
だって優しくておっとりしてそうで、いかにも私ヒロインです!って感じの子だったから。
でも、杏奈さんはハッキリと言ったのだ。
「王子に好かれて自分の立ち位置を上げたい。王子にチヤホヤされたい!!」
と。
びっくりした。
こんないい人そうな人なのに考えることはクズなんだなぁって。
所詮人なんてそんなもんなんだなって思っちゃった。
まぁ、そんなことはどうでもいいや。
まずは2人を仲間にして口止めと悪女代行サービスに協力してもらわないとね。
協力者はほんとに助かるからなぁ…
吐く確率が減っていくじぇ…ふっふっふ…()
…いやまだ2人だから吐くかもしんないんだけどね。
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作者名:MILK | 作者ホームページ:https://twitter.com/MILK0517usSsfan
作成日時:2019年9月29日 1時