てつやの小話。 ページ19
俺、てつやは
高校時代、中川Aに恋をしていた。
でもAがとしみつを好きなんてことはとうに知っていた。
それなのに、だ。
彼女の魅力というのはとどまることを知らず、
一向に俺を諦める気にはさせてくれなかった。
いやー俺に諦める気が無かったというほうが正しい表現な気がする。
俺が告白しようかしまいか迷っている合間に、
あれよあれよと事は進み、
いつの間にか2人は交際していた。
少し悲しさや悔しさもあったものの
気づけば笑顔で2人を見守っていた。
それだけ、応援されるカップルなんだろうな。
あいつらは。
一度だけ、高校の終わり頃にとしみつとAが大喧嘩をした事がある。
原因は、としみつの部活やらバンドやらスケジュールがハードで、もう少し2人の時間が欲しい。
そういったAをとしみつが冷たく突き放した事にある、らしい。
俺に泣きついてきたAは、普段の姿から想像できないほどに弱々しかった。
『もうダメなのかな』
「そんな事ないって」
『でも怒らせちゃった』
「仲直りなんてすぐだわ」
『…てっちゃんは優しいね』
「…そんな事ない」
弱ってるところに漬け込んで、俺を好きになってもらおうだなんて、優しいわけ無いだろ。
それにそんな姑息な手段は使いたく無かった。
その日はそのままAを家まで送って、いつもより早く布団に入ったことを覚えてる。
帰り道、俺はAの髪にすら触れられなかった。
結局その後2人は仲直り。
Aは無邪気に
「てっちゃんのおかげだね！ありがとう」
なんてドーナツを3つ奢ってくれた。
あの時のドーナツ、俺どうしたんだっけ、弟にあげたっけ、食べたっけ、覚えてないや
ただその日の夜、俺はとしみつに一言だけ伝えておいた。
.
.
「次、A1人にしたら。俺も容赦しないからね。」
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ハルク(プロフ) - まあこさん» 了解致しました！リクありがとうございます！ (2017年12月22日 18時) (
レス) id: f584744a0e (このIDを非表示/違反報告)
まあこ(プロフ) - リクです！夢主は東海メンバで男っぽい性格。としみつのことが好き。ある日告白するが振られる。としみつはそれから夢主のことを意識する日々。辛い時悲しい時いつでも隣に夢主がいてくれたことに気づき、としみつが夢主を好きなのに気づく。感じで^ ^ (2017年12月22日 17時) (レス) id: b4a56ca107 (このIDを非表示/違反報告)
ハルク(プロフ) - はなまるびぃ。@ぽこなーさん» ありがとうございます。どのお話でしょうか‥？ (2017年12月17日 13時) (レス) id: f584744a0e (このIDを非表示/違反報告)
はなまるびぃ。@ぽこなー(プロフ) - なにそつってなってますよ (2017年12月17日 13時) (レス) id: ab0cf3fe10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - ハルクさん» 治りました！！！ありがとうございます！！！ (2017年10月15日 14時) (レス) id: bd844e0957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くじら | 作成日時：2017年8月16日 3時
