第百二十九話 ページ43
Aside
「もしもし、らぬち？」
急にスマホが鳴ってびっくりしたものの、スマホを見るとらぬちだった。
安心して電話に出ると、らぬちの今にも泣きそうな震えた声が耳に入ってくる。
「あ…A、さん…｣
「どうしたの！？」
「わ、私…ストーカーに追われてるかも、しれないです」
らぬちも！？
でも、今私もストーカーに悩まされていることを知ったら、きっとらぬちに負担がかかる。
…………誰にも、言わないでおこう。
きっと大したことないよ。
「そっか…言ってくれてありがとう。怖かったよね、不安だったよね。でも、もう大丈夫。どんなのか、聞いてもいい？」
「な、なんか…歩いてる時に、後ろから足音がするなーって思ったら着いてきてるし、家に入っても何が視線を感じて…」
「不審な人からの電話とかメールとかは？」
「いえ、特に…」
じゃあ、私のストーカーとはまた違う人？
変に奥手だな、ストーカーのクセに。
「じゃあ、とりあえず不審な電話には一切出ない、メールも同じ。心当たりがなかったら開く前に消すこと。視線とか着いてくるのはどうしようも出来ないから…らんさんに頼もうか。私から連絡しとくね」
「ありがとうございます…ごめんなさい、私、最年長なのに。」
らぬち、最年長のこと、気にしてたんだ。
確かに中学生と大学生で、5歳も差は空いてるけど…
たったの5歳。
「私の方こそ、最年少なのに偉そうに…ごめんね」
「いえいえそんな！Aさんはあぷともを支えていて、私を支えてくれて…！歳なんて関係ありません…あ」
「そうでしよ？だから、最年長最年長って気を張らなくていいんだよ。みんなで頑張ろう？」
「はい…ありがとうございます。では切りますね。」
「うん。」
らぬちもストーカーか…別人だけどグルって可能性もあるよね。
十分気をつけないと。
Aらんさん、らぬちがストーカーされているらしいんです。家まで着いてきたり、家の中でも視線を感じたり。
とても怖がっているので、話を聞いたり見ててあげてください。
LANあー…ごめん。
LANそれ、俺だわ。
ラッキーメンバー
雨乃こさめくん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美鳳(プロフ) - helloさん» helloさーん！夢じゃないですよー、現実ですよー！らっこちゃん採用させていただきました！本当にありがとうございますっ！ (1月17日 17時) (
レス) id: 8bdc06b35d (このIDを非表示/違反報告)
hello - ふぁぁぁぁぁぁぁ!!1まさからっこちゃんが採用されるなんて！これは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だこれは夢だ (1月16日 22時) (レス) @page40 id: 225059d348 (このIDを非表示/違反報告)
美鳳(プロフ) - リナりなさん» 素敵なあだ名ありがとうございました。これからも楽しんでください！ (1月11日 5時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
リナりな(プロフ) - うえええええ！まさか私のらぬちが採用されるとは...美風さんの作品大好きです‼︎ (1月10日 22時) (レス) @page40 id: 1e3697f3e8 (このIDを非表示/違反報告)
CAON(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！編集できなかったのでこちらに失礼します。植物の蘭から転じて“花”もしくは“はな”とかどうでしょう？あと花を英訳して蘭ちゃんの名前と組み合わせて“らふ”もしくは“ふら”とかもありかなって個人的には思います！ (1月8日 0時) (レス) @page39 id: 2d1ca36266 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
