ただのオタク【VOISING】３

第百二十二話 ページ36

towaside


「やほー、こんちにはこんばんは〜！おはようの人もいるのかな？towaです！俺の番来ちゃった！
Aほど言葉遣い丁寧じゃないし琴瀬ほど可愛くないけど、俺のこと推してもらえるようにこれから頑張るね！」


2時間考えたあいさつ…嘘、10分。

みんなからの反応どうかな？

Aも琴瀬も楽しかったって言ってたし、アンチで埋まってる、なんてないと思うけど…


『元気な少年や』

『ショタを想像した…』


「えー、俺ショタかな？一応高校生なんだけど…」


『高校生！？あぷとも若くね？』

『最年少が中学生の時点で若いなーとは思ってたけど…』


「うん。他の3グループに比べると若いかも。
最年長が誰だ？蘭ちゃんかな？」


『確かに最年長っぽい』

『琴瀬ちゃんって何歳ですか？』


「え、琴瀬？琴瀬何歳なんだろ…あとで聞いとこ」


『癒し空間すぎる…』

『3日連続で癒やしをありがとう…！』


「確かに、Aも琴瀬も癒し系だもんね。
俺、癒し系かな？」


『自覚ない感じもかわいい』

「なんかさっきからコメント欄がかわいいで埋まってるんだけど。
…でもさ、俺は可愛いじゃないの。






カッコイイ、だから。」


あんまりにもかわいいかわいい言われるから、ちょっとカッコイイって言ってもらいたくなった。

我ながらイケボだったのでは…？

あれ、コメント欄止まってる？


「おーい！カッコイイは？俺にカッコイイは？」


呼び掛けると、ゆっくりコメント欄が動きだし、どんどん速くなっていく。

あれ、あれ、あれ…？

いつの間にかえげついスピードでコメント欄が過ぎていってる。

こんなんコメント欄拾えないって！

まあこんなにコメント欄してくれてる人がいるのも嬉しいけど。


「んー、よく見えないけど、カッコイイって言ってくれてんのかな？
ありがと。
みんなからカッコイイ もらえたし、お開きにしようかな…
おつともー！」

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