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第百四十話  ページ6

Aside

「え、なんで!」


誰にも言わないでほしい、と言ったときの戸惑ったような声。


「ただでさえ、病気のことがあるんです。これ以上困らせたくない…」

「ごめん、それはできない。」

「うん。ほっとくなんてできないよ。」


!?

診察室のドアが開いて、こえさんとらんさんが現れた。

安心したような、でもどこか呆れたような表情に、思わず体を強ばらせる。

次の瞬間、誰かに抱きしめられた。

爽やかだけどどこか甘い匂いもする。

これは…


「りうらさん?」

「ばかっそうだんしてよっ」


泣きそうな声で言われて、申し訳なくなる。

もう、私迷惑かけてばっかだなぁ


「りうらさん…ごめんなさい。」

「本当だよ。…でも、良かった。」

「みなさん、ストーカーの件について…一緒に解決してくれませんか?」


どこまでも優しい先輩たちに、今は甘えてみよう。

絶対に病気を治して、もっと大きくなって、恩返しするんだ。


「もちろん。」

「でも…あぷともメンバーにもちゃんと伝えること」


それは…そのつもりだ。

病気なんか、いいわけにしない。

そう決めたし。

ストーカーにも、打ち勝ってみせる!


「わぁ、感動シーンだぁ…さっきぶりだね、Aさん♡あき、うれしいー」


どこからか甘い声が聞こえた。

まあ、前に立ってるんだけど。

真っ赤な女の子。

あきっていうんだ。


「ちむにも会えたし、ラッキー。でも、Aさんに推し変しちゃったしなぁ」


笑顔で話す彼女は狂気じみてて不気味だった。

すると、怖い顔をしたりうらさんが私の前に出て庇う。


「お前か。ストーカー。」

「やだ、ストーカーなんて大袈裟な。あきはAさんが楽しく過ごせるように見てただけだよ?」

「それがストーカーなんだよ。」


狂ってる。

話に収集が着きそうにない。

でも、話すしかないよね。


「あきちゃん、迷惑だよ」

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雨乃こさめくん


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美鳳(プロフ) - 儚さん» コメントありがとうございます!色々な意味を込めた感じの終わり方がしたくて、『この一言しかないな』ってなりました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。 (4月13日 17時) (レス) @page23 id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
- 最後のないこくんの「やっぱりただのオタクだ。」がすごい好きです (4月13日 16時) (レス) @page23 id: b71797b91b (このIDを非表示/違反報告)
美鳳(プロフ) - ゆーちゃんさん» お祝いコメントありがとうございます!そして、この作品を好きになって下さり、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 (3月4日 17時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーちゃん(プロフ) - おわ、全然浮上してなかったので遅くなりましたが完結おめでとうございます!!最後切ない終わり方でしたが、みんな幸せになったのかなぁと思ってます。あ、最後に。生存ルート妄想したりしてる私も、ただのオタクです。 (3月4日 0時) (レス) @page23 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
美鳳(プロフ) - 叶さん» ありがとうございます!そんなこと言っていただけるなんて…!嬉しいです。これからも頑張りますねっ! (2月18日 21時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美鳳 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2024年1月20日 15時

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