第百三十七話 ページ2
towaside
「あー！とわくんにそらくん、あいらちゃん、らぬち、琴瀬くんだー。やっほー」
「お前誰だよ。」
「えぇ？あきはあきだよ？」
ヘラヘラ笑う女の子。
あきって言ったか？
なんかムカツク…
「Aに何をしようとしてたわけ？」
「あいら、とわ。
とりあえずAさんが優先です。
私は緊急時セットを持っているので、応急処置をします。とわは救急車を呼んでください。
琴瀬くんはないこさんに連絡。」
「うん、分かった。」
「了解。」
救急車を呼んで、琴瀬やらぬちゃんがテキパキ動くのを見つめる。
すると、隣りにいたそらがベンチに近づく。
つられて俺とあいら、りうらさんもベンチの側に移動した。
「これ、Aの荷物…？」
「本当だ。行こうとはしてくれてたのかな？」
「そうだね…」
「あっ！Aの携帯、充電切れてる。
だから連絡つかなかったんだ」
しーんとみんなが黙り込む。
重い沈黙を破ったのは、あきだった。
「あき、帰るね。バイバイ。」
えっ？
アッサリ帰っていったあき。
別に、帰ってほしかったからいいんだけど…
何か引っかかる。
「なにこれ？Aってアクセサリーつけるタイプだっけ？」
「いや…」
中指におしゃれな指輪がはまっていた。
でも前、指輪は動きにくいから嫌いって言ってたような気が…
まさか、あき！？
「Aさん！Aさんいますか！？」
サイレンを消した救急車が到着した。
ここはよく音が響くので、気を使ってくれたらしい。
「ここです。」
「みなさん付き添われますか？先生がタクシーを呼んでいるようなのですが。」
「はい！いいんですか？お願いします。」
俺とりうらさんで救急車に乗り、他のメンバーはタクシーで後を追いかけることになった。
あきって、何者なんだよ…
〜・〜・〜・〜・〜
「あきにできないことはなーんにもないんだよ？」
ラッキーメンバー
雨乃こさめくん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美鳳(プロフ) - 儚さん» コメントありがとうございます！色々な意味を込めた感じの終わり方がしたくて、『この一言しかないな』ってなりました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。 (4月13日 17時) (
レス) @page23 id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
儚 - 最後のないこくんの「やっぱりただのオタクだ。」がすごい好きです (4月13日 16時) (レス) @page23 id: b71797b91b (このIDを非表示/違反報告)
美鳳(プロフ) - ゆーちゃんさん» お祝いコメントありがとうございます！そして、この作品を好きになって下さり、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 (3月4日 17時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーちゃん(プロフ) - おわ、全然浮上してなかったので遅くなりましたが完結おめでとうございます！！最後切ない終わり方でしたが、みんな幸せになったのかなぁと思ってます。あ、最後に。生存ルート妄想したりしてる私も、ただのオタクです。 (3月4日 0時) (レス) @page23 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
美鳳(プロフ) - 叶さん» ありがとうございます！そんなこと言っていただけるなんて…！嬉しいです。これからも頑張りますねっ！ (2月18日 21時) (レス) id: de23fecbd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
