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シュピッ！！
鋭い爪で竜の足首についていたリングを壊すと、風のような速さで契約者の首に噛み付き押し倒す。
そこに浮きでる、黒に近い赤い魔法陣。
｢やめろよ、てめぇ、俺のタイスケに何してやがる｣
契約者を地面に貼り付け、全身で魔法陣を作る。
リングが外れた竜は暴れるのをやめ、俺を視界に入れるとその目が見開かれる。
｢っ！お前は･･･まさか･･･伝説の･･･！？｣
｢あぁっ！？知らねぇよ。俺の大事なダチになにしやがった？｣
｢いや･･･その･･･｣
契約者に馬乗りになり地面に貼り付けたまま、顔だけ竜に向ける。
｢四霊ともあろう竜が、こんな人間に操られてどうする？同じ四霊である鳳凰を傷つけたんだ。てめぇ覚悟は出来てんだろうな？｣
｢も、申し訳ございません･･･く、くろ･･･｣
｢竜よりもお前だよ｣
竜の言葉を遮って、俺の下にいるふざけた人間を見下ろす。
｢王家の血を引いてるとはいえ、流石だよなぁ。先々代の国王に謀反を働いた国王の弟の息子なだけはある。マジ外道以外の何者でもねぇ｣
俺の言葉に契約者が驚いた顔をする。
｢何が国王の子だ、勘違いも甚だしい。国王の情けがかけられての存在のくせに、父親の血が濃いんだろうな。謀反企てる所までしっかり親父似かよ｣
｢俺が･･･国王の･･･子じゃない･･･だと？｣
｢自分のことをよく知りもしないやつが、国王になりたいだと？第1王子がお気楽でいいだと？寝言は寝て言え｣
｢だがっ！俺の魔力量はっ･･････｣
｢自分の魔力量に驕って、人間性を磨かないからこうなるんだろ？魔力の無駄遣いだ。その自慢の魔力が無くなったらお前に何が残る？｣
｢魔力が･･･なくなるわけないだろ？｣
｢俺にはな、魔力が無くても助けてくれる仲間がいる。俺の為だけじゃねぇ、ここにいる全員が互いの為に助け合える仲間だ。さーて、魔力がなくなったお前に残されたものは？｣
｢魔力は･･･なくならないっ！｣
｢残念だったな｣
本当に残念な男だよ。
｢我が主、魂魄契約によって結ばれたタイスケに働いた仕打ち。絶対に許さねぇ。お前の魔力、今後二度と使えないようにしてやる｣
全身に魔力が行き渡るのを感じる。
｢我が名の元に、お前の魔力、封印する。我の名はキタヤマ、ヒロミツ。召喚獣を統べる『黒』を持つ。我、召喚獣『黒豹』｣
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WHITE(プロフ) - puuさん» puuさん☆気がつくのが遅くなってしまいすみません^^;また読んで頂いてありがとうございます。忙しくてなかなか書くことが出来ず･･･なにか書けたらとは思っているのですが･･･。是非またチャーマ可愛がって読んでくださいね♪ (2020年6月22日 1時) (
レス) id: 8d206232cd (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - また最初から最後まで読み返しました！本当に面白いしコメディな所も好きだし、きっとまた読みにくるなwそして何回も読んでるのに評価してなかったw今ポチっとしました！本当にこの作品を生み出してくださった作者様に感謝です！また番外編等あれば待ってます！！ (2020年5月24日 19時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - puuさん» puuさん☆また読んで頂いてありがとうございます(*^^*)続きは検討中なのですが、出し切った感もあるので悩みどころです。でも連載が終わっても読んで頂けている事実が嬉しすぎて！ありがとうございます♪ (2019年4月21日 7時) (レス) id: 8d206232cd (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - 莉奈さん» 莉奈さん☆初めまして、コメントに1ヶ月も気が付かず大変申し訳ありませんでした。あの回を書きたいがために、ずっとこの作品を書いてきたので(笑)そう言って頂けて嬉しいです。コメントありがとうございましたm(*_ _)m (2019年4月21日 7時) (レス) id: 8d206232cd (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - チャーマ恋しさにまた最初から最後まで読んでしまいました〜！本当に何度読んでも面白い！！またこのお話が読みたいですv (2019年4月9日 2時) (レス) id: 1bdd339e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：WHITE
| 作成日時：2018年6月24日 22時
