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最奥へと足を進めると、進める度になんて言うか・・・空気が重くなる。
これはあれか?濃度的なやつなのか?
「みちゅ?」
「く、くるち・・・」
「大丈夫、俺の魔力だけ感じてて」
「うーた・・・まりょく・・・」
そうだ、俺の周りには鳳凰様の保護シールドが貼られているんだ!
ユウタの魔力だけ感じて・・・
うん、このひまわりみたいに温かいやつ。
なんだかホワホワするコレな、ユウタの魔力。
あ、なんか楽になってきた。
すげぇな、保護魔法!!
「おい、マジか・・・」
ユウタの呟きとともに、前を歩いている2人の足が止まる。
「え?何?」
「いや、まずいな・・・ドラゴンの気配がする・・・」
「は?こんな所にドラゴンなんているわけない・・・」
ニカが言いかけた時に、地響きがした。
目を凝らして奥を見て・・・
俺の毛が逆だって、尻尾がぶわっと膨れるのを感じる。
着ぐるみなのに、っていうツッコミは後だ。
それどころじゃねぇ・・・マジやばいやつ・・・
見えちゃったよ、岩で出来たドラゴンが!!
「あ、みつがめっちゃ警戒してる・・・」
ニカ!お前バカなの?
なんなら見えてないの?
そんな呑気でゆるい反応してるのニカだけなんですけど!!
「それだけまずいってことか」
あ、それはわかってらっしゃる。
「さっさと片付けるぞ」
「ニカは手を出さないで、一応第一王子なんだから。召喚獣がついてるのに怪我なんかされたら嫌だからね」
「ばーか、俺だって契約した召喚獣が怪我すんの見てるだけなんてごめんだよ」
あ、なんかの会話、本格的にRPGっぽい。
なんて非現実に逃避しかけた俺に、容赦なく気持ち悪い魔力がまとわりつく。
げぇーーー!!
あれか、俺が最弱なのわかったのか?
いやいやいや、最弱なのに手を出してもいいことないから!!
ユウタの魔力、ユウタの魔力・・・
目をつぶってユウタの魔力だけ感じてる間に、どうやらその魔力の持ち主とケント、ニカが戦ってる様子。
見たいけど!見たらユウタの魔力感じてるのに集中できなくて、多分この禍々しい魔力に押しつぶされる!
でも見たい!!
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WHITE(プロフ) - puuさん» puuさん☆気がつくのが遅くなってしまいすみません^^;また読んで頂いてありがとうございます。忙しくてなかなか書くことが出来ず・・・なにか書けたらとは思っているのですが・・・。是非またチャーマ可愛がって読んでくださいね♪ (2020年6月22日 1時) (レス) id: 8d206232cd (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - また最初から最後まで読み返しました!本当に面白いしコメディな所も好きだし、きっとまた読みにくるなwそして何回も読んでるのに評価してなかったw今ポチっとしました!本当にこの作品を生み出してくださった作者様に感謝です!また番外編等あれば待ってます!! (2020年5月24日 19時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - puuさん» puuさん☆また読んで頂いてありがとうございます(*^^*)続きは検討中なのですが、出し切った感もあるので悩みどころです。でも連載が終わっても読んで頂けている事実が嬉しすぎて!ありがとうございます♪ (2019年4月21日 7時) (レス) id: 8d206232cd (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - 莉奈さん» 莉奈さん☆初めまして、コメントに1ヶ月も気が付かず大変申し訳ありませんでした。あの回を書きたいがために、ずっとこの作品を書いてきたので(笑)そう言って頂けて嬉しいです。コメントありがとうございましたm(*_ _)m (2019年4月21日 7時) (レス) id: 8d206232cd (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - チャーマ恋しさにまた最初から最後まで読んでしまいました〜!本当に何度読んでも面白い!!またこのお話が読みたいですv (2019年4月9日 2時) (レス) id: 1bdd339e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:WHITE | 作成日時:2018年6月24日 22時