気がついたらeidolon 4

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｢えーーーー、ケント良く見えるね･･･｣


｢流石に俺もそこまで見えないけど･･･でも確かに、魔力補充忘れられてもみちゅそこまで瀕死にならないよね。そーゆーことか｣


ニカもユウタも納得してるけど、え、じゃあ何？
俺･･･やっぱり｢俺TUEEEE！！｣ってのでいいわけ？


｢うん、この子、この世界から愛されてるよ。なんで封印なんかされちゃってんのかわかんないけど。きっとミスだね｣


いやいや、ミスで封印されたとか･･･
勘弁してくれよ！
むしろ異世界から召喚されたことがミスだっての。


｢で、色々ニカから話は聞いてたけど、君の名前は？自己紹介は本人からしてもらえって言われててね。俺はケント、ニカの召喚獣だよ｣


｢あ、う･･･えっちょ、きちゃーま、いおみちゅ、れす。たーしゅ、ちょーかんじゅ、れす。れも･･･まりょく、じぇろ、れす。よろちく、おねぎゃー、ちましゅ｣


｢やっだーーーー、やっぱり可愛いー！この子可愛すぎるー！｣


ヤダはこっちだよ･･･
すっげぇ、まともな人かと思ったのに･･･
テンション振り切れるとオネエになるの、勘弁してくれぇーー！！！


｢あ、ちょ、引かないでよ。きちゃーまくん｣


きちゃーま･･･まぁ、リスニング力はいいね。
うん、どこぞの王子は｢ちゃーまおみ｣って最初聞き取ったからな。


｢でもニカから、みつ、って聞いてたから俺もみつって呼んでいい？｣


｢あいっ！けんちょ｣


｢やっだぁ、もう！けんちょ、だって！可愛すぎかよっ！！｣


｢･････････｣


えっとね、ケントさん、俺おチビだからね、滑舌が良くないのよ。
なのにそれを可愛いとおっしゃる？

･････････。

お前いいやつーーーー！！！
そうか、俺はこの拙い喋り方も可愛いのかぁ！


って、おい、俺は30すぎのおっさんだっての。
ニカ、お前その話もちゃんとしてあるんだろうな？


｢あー、みつ？何そのドヨンとした目は。俺の召喚獣、強いし良い奴だから。なんてったって俺の唯一無二よ？｣


あ、うん、だからだね。
納得した。

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