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eighteen ページ20

和典の声がした方向を診ると、黒木が工具を片手に、床に取り付けられていたボルトと格闘しているのが見えた。

黒木 よし、攻略。下がって。地下ピットの口を開くから。中でガスが発生している可能性があるからね。上杉、扇風機こっち向けて。

  酸素濃度計、とって。
貴方 はい。これでしょ。
黒木 !サンキュ オッケ、呼吸可能だ。防護服は5着ある。俺の他に四人だ。誰が来る?

若武、小塚、七鬼が手を上げたけど、、、

貴方 彩はどうする?
彩 は、入りたくない、、、
貴方 クスッ 了解。じゃ、私が入る。
黒木 入るやつはこれ着て。はい、証明灯。天井までの高さは約一メートル余。屈めよ。よし出発だ。
貴方 和典、扇風機で風送り続けててね。


上杉 今に、若武の悲鳴が聞こえるぜ。
彩 ??
若武 有った!コンクリートに筋状のでかい罅割れ‼痛っ‼
上杉 突っ立つからだ。
彩 クスクス
若武 おい、七鬼。どこ行くんだ。勝手に動くな、リーダーの言うことを聞け!あいつ、生意気だな。新入りのくせに。
貴方 小塚!!早く来て!手袋!
小塚 待って!触るならこれ使って。
貴方 私は持ってる。
小塚 分かった。

若武 おい、アーヤ、白骨死体だ!ピットの隅の方に、大型の工具入れみたいな金属のケースがおいてあって、七鬼と西園寺が中を覗いて発見した。

上杉 警察に通報するのか?
若武 する。あの白骨が今まで発見されなかったのは、ピットの出入り口の鍵がきちんと閉められていたからだ。出入り口の鍵を内側から占めることは出来ない。よって中にはいった人間が、そこで自 殺したとしたら、鍵は開けっ放しになるはずだ。ところが鍵は閉まっていた。外で鍵をかけた人間が存在するということになる。つまり他殺なんだ。だが、通報するのは今じゃない。俺たちが全員ここを引き上げてからだ。色々聞かれて時間を取られてたら、午後のハロウィンパーティーに支障が出る。これは砂原のために必要なパーティーなんだからな。
黒木 白骨死体なんて、思いがけないプレゼントだな。
七鬼 そこから不自然な空気の歪みが発生してたんだよ。
若武 西園寺と小塚はなにやってんだ、早く来い!
黒木 俺が見てくるよ。
貴方 必要ない。
小塚 いろいろ興味深い発見があってさ。つい時間を食ってたんだ。
貴方 検死をしてたのよ。
若武 お前、資格持ってんのか
貴方 持ってるよ。だから違法じゃない。解剖は警察に任せるわ。
若武 解剖もかよ、、。

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作者名:CAORU x他1人 | 作成日時:2020年8月17日 15時

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