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9話 ページ11
放課後...
轟くんと一緒に帰り道を歩く。
春｢轟くん私ね、もっと強くなりたいと思うの。｣
轟｢ん？それはみんな一緒だろ。｣
春｢違うよ、そうじゃなくて轟くんに守られなくても大丈夫なように強くなりたい。｣
轟｢それはそれでなんか複雑なんだが...｣
春｢え？どうして？｣
轟｢男だったら彼女のこと守りたいと思うし、Aが俺より強くなったらなんか嫌だ｣
春｢と、轟くん...｣
轟｢どうしたなんか顔赤くねぇか？熱か？｣
春｢いや、違うよ。｣
ちょっとこんな時でも天然なの！？
轟｢熱がある時は冷やした方がいいんだぞ。｣
轟くんが私のほっぺたに右手で触れた。
冷たくて気持ちいいんだけど、恥ずかしい。
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作者名：あかりんご
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/stepapple/
作成日時：2019年4月30日 10時
