恥ずかしがり屋な彼女と奥手な彼氏【轟焦凍】 (ページ10)

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8話ページ10

爆｢出てきたか。風女！｣

春｢爆豪くんって本当にうるさいね。この一帯に声が響いてる。私ね、自分のことが嫌いなんだ。｣

爆｢は？おい、何言って...｣

春｢でも、手加減はしてあげられないから。ごめんね？｣

私はいきなり強風を吹かせた。

緑｢ちょ、強い！飛ばされる！｣

爆｢クソが！｣

轟｢これがAの最大質量か...｣

その後のことはよく覚えてない。轟くんが加勢してくれて訓練は終わった。

訓練終了後、轟くんに声をかけられた。

轟｢俺は、どんなAでも好きだ。だけど、自分のことをちゃんと大事に、好きになってやれ。｣

春｢え、ちょっと...轟くん？｣

轟｢さっき自分を嫌いって言ってたから。｣

春｢ごめん、なんかいらぬ心配をかけたね。大丈夫です。好きになる努力はするよ。｣

そう言うと轟くんが私の手を引き抱きしめた。

春｢と、轟くん！？｣

轟｢絶対だぞ。あとは1人で抱えこむなよ。｣

春｢わ、わかった。約束。｣

轟｢約束な。｣

教室に帰り冷やかされたのは言うまでもない。