��ほだされ�� ページ48
「今、なんつった·····ガキ」
声が震える、とはこういう事か、と一人心の中で納得するも依然焦りは消えない
まさかたまたま出くわしたガキがあいつの子で、そのガキの口から"その"名前が出るとは思わなかった
「おにーさん、とーやくんだよね？ゆうくんねあってみたかったんだ」
「·····は？」
「だってとーやくんもゆうくんのおじさんでしょ？ママがとーやくんはずっと"とおいところ"にいるからあえないんだって言ってた」
「いや、だから」
「だからね、ゆうくんとーやくんにあえてうれしい」
本当に、ガキは厄介だ
そんじょそこらのガキなら焼き殺す所だが、何故か俺はこいつにそうしようとは思わなかった
一度上げた腰をもう一度戻して、ガキを見るとそいつは嬉しそうに笑ってやがる
たく、人の気も知らねぇで
「なんで"燈矢"の事、知ってんだ」
「ママがね、しゃしんみせてくれるの！"ゆうくんのもう一人のおじさんだよ"って！」
「なにやってんだあいつ」
「とーやくんはね、やさしいひとなんでしょ？」
「·····ママがそう言ってたのか」
俺がそう聞くとガキは「うん！」といい笑顔で返しやがる
そういえば、名前、聞いてなかったな
「おいガキ、名前は？」
「くじょうゆーご！」
「ゆーごか、字はなんて書くんだ？分かるか？」
「えっと、ママがね"やさしいホークスみたいな人になりなさいっていみだよ"って言ってた」
なるほど、あいつの考えそうな事だ
ホークスとヒーロー名で教えている辺り、きっとあいつとは結婚していないんだろう
戦線に入った時に付けられたカメラにあいつの姿は一度も映っていなかった
「ゆうくんね、じつはしってるんだ」
「何をだ？」
「とーやくん、今は"だびくん"っていうんでしょ？」
俺の納まったはずの焦りは、まだ仕事を終えていなかった様だ
何で、それをお前が知ってんだ
「おじーちゃんとママがおはなししてるところ、たまたま聞いちゃったんだ、とーやくんはだびくんなんだって」
「ハハッ、それでお前はその首にぶら下げた携帯でママに俺の事を言うのか？」
こんな小さいガキ相手に、俺は何を言ってるんだ、と馬鹿らしく思う
だが、こいつに、優悟に見つかったのならそれはそれでいいんじゃないかとも思ってしまっている
完全に��ほだされ��つつある
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ショートケーキの赤いヤツ - ホークスの小説ってまだまだ少ないですよね！私も今投稿しているのですがなかなか増えなくて…（汗）こんなに素敵な作品を作っているとらおさんはとても凄い人だと思います！自分のペースで頑張ってください！応援しています！ (2021年6月27日 12時) (
レス) id: b184c00ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェロニカ(プロフ) - 初コメです！たまたまとらおさんの作品一覧を見て全部ホークスの話を読んでいたのに築いてびっくりしました！ホークスの作品がなかなか少ないと感じるのでこれからも書いていただけると嬉しいです。更新頑張ってください（＾ω＾） (2020年4月19日 23時) (レス) id: 93cd0ce6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ヴェロニカ(プロフ) - 初コメです！たまたまとらおさんの作品一覧を見て全部ホークスの話を読んでいたのに築いてびっくりしました！ホークスの作品がなかなか少ないと感じるのでこれからも書いていただけると嬉しいです。更新頑張ってください（＾ω＾） (2020年4月19日 23時) (レス) id: 93cd0ce6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱうる(プロフ) - いつも楽しみに見てます！これからどうなるのか更新されるたびにドキドキで見てます！これからもお体に気をつけて更新頑張ってください。 (2020年2月16日 13時) (レス) id: 1ae786e7c7 (このIDを非表示/違反報告)
とらお(プロフ) - ユリさん» 面白いって言って頂けて嬉しいです！更新頑張ります！ありがとうございます！ (2020年2月13日 16時) (レス) id: 77383ca370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2020年2月5日 14時
