【ヒプノシスマイク】可愛くて謙虚なら最強なのでは？【山田三郎】

可愛さ Lv.34 ページ35

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私が笑顔で入っていくと美音は｢ありがとっ｣と笑いかけてくれた

テーブルにドーナツを置いて三郎の横に座る

そして美音に勧められドーナツを1つ手に取った

マカロンの時のように口に運んでこのモヤモヤを消すために幸福感を得る


三郎｢Aっ…｣

そう私の名前を呼んだ三郎

でも何を言われるか怖かった


“美音の事が好き”


考えたくないけど、さっきの会話にキスしてるみたいだったあの光景

嫌な方向ばっかり考えてしまうから

偽りの彼女だと自分で確信したくなかった

ヤダヤダ！！

三郎の言葉なんて耳に入れず

美音に話しかけた







ーーー







それから時の流れはすごく遅く感じた


三郎は黙ったまんま、美音の態度には不自然はない


どちらかと言うと機嫌がいい時の美音だ


雑談しているがご機嫌に話す美音を見ていると


やっぱり私の脳には先程の光景が浮かんでくる




『ねぇ、美音、今日機嫌いいね？』

美音｢え、そんなことないよ？
変なAーっ♪｣





“三郎とキスしたから？”




そんな事、聞けない


聞いちゃったら、自分を保つ自信が無い


なんでそんに機嫌がいいの？


三郎となに話してたの？


ねぇ、ねぇ！！


美音｢A？｣

『…えっ？』

美音｢話聞いてた？｣

『ごめっ、もう１回…』


美音｢だから、その私が困ったときあったじゃん？

その時も三郎くん居たよね？って話！！｣


“三郎”

その言葉に私はピクリと反応してしまう



そう言えば、なんで三郎は美音にいつも優しいんだろ。



学校で、私と三郎はいつも減らず口叩いて毎日のようにふざけて言い合ってた

でも、美音と三郎がなにかで争ったりしてるところ見た事ない…






三郎｢立花って凄いよな。｣

美音｢三郎くんってなんでも卒無くこなすよね？｣




＿＿＿ふと過去の会話が脳裏を過ぎる




2人が互いのことを言う時は大抵褒め言葉




三郎｢立花はAと違っていい彼女になりそうだよね？｣


美音｢三郎くんって彼氏にするにはスペック高すぎるよねぇ、好きな子とかいるのかな？｣



こんな会話をしたこともあった


思い出せば思い出すほど心の中にある私の想いが黒い針で刺されてるみたいにチクチクと痛む















吐きそうだ







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