【ヒプノシスマイク】可愛くて謙虚なら最強なのでは？【山田三郎】

可愛さ Lv.13 ページ14

．




｢は？｣口を開けば｢なんで｣が零れ頭の中は疑問でいっぱいになる

なぜ三郎がこんなにも優しいのか、なぜこんなにも恋人と居るような接し方をするんだろう…




▷ババ抜きの罰ゲームは口実で私とデートがしたかった



▶実はこれは私を騙すためのフェイクであり本当は浮かれる私の姿を見て嘲笑っている



▷他の日に誰かとデートする予定がありその為の予行練習



の3択だな、うん。



わんちゃん1番の可能性あり。

2番は本当に最悪、、

3番は…なんとも思わないわけじゃないけど…

私を練習台にしてまでの相手って誰だ？

私とデート出来るのって滅多にないことだからな！？

それにしても…



三郎｢なあ、A何食べたい？｣

うわぁ、いい笑顔だァ…
うわぁ、こんないい笑顔の三郎見たことないわー。
なんでこんな笑顔なの？やっぱりなんか企んでるの？
え、Aさん怖い！！

『ん、んー、特に食べたいものは…』


と言いかけて目に付いたのは最近話題のチーズホットドッグである


『…ゎっ、美味しそ』


ぼそっと呟いたその言葉に三郎は反応して

｢食べたいの？｣と聞いてくれた

私はそのまま頷いた

すると繋いだままの手を引いて店の中に入った

店の中は美味しそうな匂いがする


三郎｢どれ食べたい？｣


『え、このチーズが伸びるやつがいい！！』


三郎｢じゃあ僕もそれにしようかな…何個食べる？｣


『2つ！！！』


私がそう言うと｢席座ってて｣と言い残し注文しに行く

私が空いている店内の隅っこの方に座っていると店員さんがやって来てテラス席に案内された

『え。私隅っこで…』

店員｢お客様、可愛らしいのでぜひテラス席に！｣

『今、なんて…？』

私が聞き返した言葉に店員さんはもう一度｢可愛らしいので…｣と口を開いた

『…ふふ、ですよね！
やっぱり！！私！可愛いですよねっ！！』

顔を上げて店員さんにそう言うと若干引き気味に頷かれる


やっぱり私は自他ともに認める可愛さがある事を実感したところで

テラス席へと移動した…





．

可愛さ Lv.14→←可愛さ Lv.12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す