可愛さ Lv.69 ページ24
.
涼しい顔の幻太郎さんを目の前に時はただただ過ぎていく一方
妙に乾く喉に出された麦茶を一口飲む
その一口でさえも喉に麦茶が通る音が響く
「小生は本気なのですよ、Aさん。」
不意に呼ばれる名前に一瞬ビクッとなる
目だけを合わせ幻太郎さんは続けた
「…こんな、歳が離れた成人男性に言い寄られても嬉しくはないでしょうが…
それでも、小生は、貴方に惹かれてしまったのですよ
乱数の事務所でお話を聞いた時は、目をまぁるくしました
想い人が他の誰かを想い話をするのはあまり気が良いものではありませんのでね…」
『…そ、その節はすみません、
でも、どうして私なんですか。
幻太郎さんなら読者さんや編集、出版社の方とか…もっと、出会いがあったはずじゃ…』
私の返しに幻太郎さんはゆっくりくびをふったそして、再び笑顔で言葉を放つ
「…さぁ、何故でしょうね。
まぁ、ゆっくりとお返事は考えてください。
急ぐものでもありませんし…
ほら、Aさん、もう日が暮れている。
そろそろ帰らないと親御さんが心配しますよ…」
『ぇ、、そう…ですね。』
そう流されるまま私は鞄を取り
玄関へと見届けてもらった
「電話でも直接でもいいので、ね?」
彼の言葉に頷けば「気をつけてくださいね」とあの優しい微笑みを交わし帰路に放してくれた
少しオレンジ色に染まった道
ゆっくりと日が暮れる道
私の頬も夕焼けのせいで少しあかい__
.
618人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あきまる - はじめまして!はやく続きが見たいです。頑張ってください! (2021年12月13日 18時) (レス) @page37 id: ba0acfa7ce (このIDを非表示/違反報告)
ありんこの反撃w - はじめまして、とっても面白いです!!続きが早くみたいです!更新頑張ってください (2021年5月30日 14時) (レス) id: 15f63ed88a (このIDを非表示/違反報告)
kalu(プロフ) - はじめまして、突然のコメント失礼いたします。更新再開ありがとうございます...!夢主ちゃんたちの行く末をまた見守ることができるのかと思ったら衝動のまま突撃してしまいました。これからも楽しみにしています! (2021年5月23日 7時) (レス) id: 0f1e89d019 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - すっごくキュンキュンしました!!!続きが気になります! 三郎くんとどうなるのか、すごく楽しみです!更新、楽しみにしています!!!頑張ってください! (2020年12月28日 11時) (レス) id: c20a326205 (このIDを非表示/違反報告)
岡(プロフ) - もしかしてもう続かない系ですか、、、?すごい楽しみです!まってます!!!! (2020年11月15日 12時) (レス) id: 7cbe573543 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ