可愛さ Lv.65 ページ18
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ー美音sideー
「…は?」
低く響いた私の声に一瞬どよめきが起こり
みんなの視線は私に向く
クラスメイト「ぇ、今の、立花さん、?」
「あんな声出るんだ。」
そのどよめきも次第にガヤがうるさく話題に変える
再び私は口を開いた
「直接言えば?
みっともな。」
それだけ告げAの後を追いかけて行く
話が違いすぎる…。
Aを傷付けないように全部やれって言ったのに…
まあ、これで計画は完成…かな、、。
ー ー ー ー
Aside
教室を飛び出しそのまま靴箱へ
そして靴を履き人気の少ない西門へと向かった
『あー、やだなぁ。』
息が詰まりそう
心做しか胸が苦しい
吐きそうだ
「___Aっ!!」
『…えっ』
名前を呼ばれたかと思えば右腕を強く後ろに引っ張られ瞬間視界が校舎の方へと向いた
『…美音。』
美音「なんでっ、帰ろうとしてんの…」
美音は息を切らしながら私に話しかけてきた
『学校、居たくない…から。』
美音「…三郎くんとなにかあった?」
美音の質問に小さく頷いた
『ちょっと、喧嘩しちゃって。』
美音「うそ、Aさ、前に“話したいことがある”って連絡してきたよね?
それが、なにか関係ある??」
そう、あの日、私は三郎ともう1人にメールを送っていた
その相手は___美音である
美音「ほら、西門出たらすぐそこにベンチあるから、そこで話そう?」
『う、うん。』
ー ー ー
美音「それで?
なーにがあったの?」
美音の問いかけにゆっくりと話し出す
美音「ふぅん、それで、彼女役をしてたのね。
それで、気まづくなったって訳…」
『…うん、なんか、変な空気で別れちゃって…
元々、仮の関係だったし。
いつか終わるって分かってたはずなのに…変だよね。』
美音に顔を向けてへらっと笑い
目頭が熱くなるのを感じる
美音「…でも、なんで私とも気まづくなるの。」
『…っ、!
だって!!
三郎はっ、美音の事が…っ!
美音も…三郎と仲良いし。
でも、美音は私の事いつも大切にしてくれて、、だから、自分の気持ちよりも私の事ばかり優先してくれてっ…
___美音は三郎のこと…。』
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あきまる - はじめまして!はやく続きが見たいです。頑張ってください! (2021年12月13日 18時) (レス) @page37 id: ba0acfa7ce (このIDを非表示/違反報告)
ありんこの反撃w - はじめまして、とっても面白いです!!続きが早くみたいです!更新頑張ってください (2021年5月30日 14時) (レス) id: 15f63ed88a (このIDを非表示/違反報告)
kalu(プロフ) - はじめまして、突然のコメント失礼いたします。更新再開ありがとうございます...!夢主ちゃんたちの行く末をまた見守ることができるのかと思ったら衝動のまま突撃してしまいました。これからも楽しみにしています! (2021年5月23日 7時) (レス) id: 0f1e89d019 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - すっごくキュンキュンしました!!!続きが気になります! 三郎くんとどうなるのか、すごく楽しみです!更新、楽しみにしています!!!頑張ってください! (2020年12月28日 11時) (レス) id: c20a326205 (このIDを非表示/違反報告)
岡(プロフ) - もしかしてもう続かない系ですか、、、?すごい楽しみです!まってます!!!! (2020年11月15日 12時) (レス) id: 7cbe573543 (このIDを非表示/違反報告)
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