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「……素晴らしい食欲で何よりだわ」
『ゆんぎひほふひひふ?(ユンギ一口要る?)』
「や、大丈夫。お前の食べるの見たら胃縮んだ」
とうどんを食べて食べて食べまくる私と正反対に、
ユンギは普通のサイズでお腹いっぱいになってしまったんだって。
…………だからいつまで経っても細いって言われるんだよ。実際細いけどさ。
自分のお腹は見なかったことにしよう。
「よく食うね、Aさんや」
『あれだけ歩いたら疲れた』
「まだまだ付き合ってもらおうか?」
『えーい、意地悪ー』
「……………ま、久々じゃねぇの、こんなにリラックスできたのは」
ライブも終わって、一段落ついたらしい。
だからか、少しスッキリしているようだ。
『よし、晩御飯何にする?』
「もう次のご飯考えてるのね、スーパー寄るか、下の」
と話していると、小さい赤ちゃん連れの家族の姿が。
可愛いなぁ、赤ちゃんはやっぱり。
「……………そう、遠くない未来かもな」
『………だったらどうしよ』
「たぶん俺に似て可愛いんだろうな」
『ヤーちょっと。そこは私に似て、でしょ?』
こんな日曜日も、悪くない。
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べな - ええ....最初のシーンシたッテコトデスヨネ?あー、もうほんとに現実にならないかな(ピョンテ)ちょっと切なくなってきます、泣 (2020年7月30日 3時) (レス) id: c3599b2d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つばき。 | 作成日時:2020年7月4日 21時