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「は?」
『世間はゴールデンウィーク終わったの。つまりは仕事だよ、仕事』
一応めでたく結婚したものの、私は社会人である。
もちろんユンギが養ってくれるというのなら、問題ないのだけど、
やっぱり仕事はしたい。
というか、すっかり行きたくないけど。
「んじゃ、そろそろ俺の家で暮らす?」
『いいの?』
「こんなところじゃ、ちょっと窮屈だろ」
と、ナイスなお誘いに乗っかった。
ら。
『……………どこを見渡しても終わりが見えないんだけど。
うっわ、豪邸』
「お前初めてじゃねぇじゃん。ちょいちょい来てたくせに」
それは、あなたがお酒を誘ってくるからです。
あまり、意識していなかったのだ。
居間だけしか来たことがなかったが、
よく見ると他にも部屋がたくさん。
何坪ですか、このお家。
『……………私風呂場だけでも生活できるよ』
「言ったな?よし、お前の寝る場所は風呂場で、」
『それはキツいかな』
「だろうな。…………こっち」
お、これは。
ゲストルームとかに連れていってくれるのかな。
「ここが、寝室」
…………ユンギ氏。
『………ダブルベッドとは聞いてないぞ』
「今言ったからな」
マジですか。
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べな - ええ....最初のシーンシたッテコトデスヨネ?あー、もうほんとに現実にならないかな(ピョンテ)ちょっと切なくなってきます、泣 (2020年7月30日 3時) (レス) id: c3599b2d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つばき。 | 作成日時:2020年7月4日 21時