甘い愛に溺れて…… [歌い手]

5 ページ8

mfmf side




Aさんにフラれた僕らは、抜け殻状態で家に帰って来た。

まあ昨日会ったばかりの人達に、いきなり告白されたら、いくら相手が自分の好きな人でもさすがにびっくりするよね…

しょうがないよね、









てならないんだよね。

よく周りから独占欲が強いと言われるけど、改めてそうだと思う。

んーどうしようかなぁ。

Aさん、恋愛に興味なさそうだし、いくらアタックしても多分駄目だろうな。

んーと考えていると、隣りに座っていたそらるさんからとんでもない発言が。

｢まふまふさー、諦めきれないだろAさんの事｣

｢当たり前ですよ｣

｢じゃあさ、協力しない?｣

｢協力、ですか?｣

協力って言っても、何を……

｢そう、協力。
俺はAさんが欲しい、それはお前もだろ?
だからね、一番いいのはさ


閉じ込めちゃうことだと思ってさ｣




僕らだけから愛されて欲しい。
Aさんを誰にも見せたくない。
ずっとそばにいて欲しい。

ああ、それなら＿＿


｢分かりました、協力しましょうそらるさん｣

僕らの愛は歪んでるのかな?

6→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す