甘い愛に溺れて…… [歌い手]

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夢主にはこんな兄がいます。
別居中。
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｢お邪魔します｣

｢どうぞ｣

まずはまふまふさんをどうにかしないとなぁ。
そう思い、ひとまずソファーに横になってもらった。

少し熱っぽかったので、体温を計ってもらうと39.5もあった。よくこれで家まで歩けたな……

何か食べれるかなと思いキッチンへ向かうとそらるさんがやって来た。

｢あの、何か手伝えることありませんか?｣

｢それじゃあ、これ持っていってもらえますか?｣

｢はい｣

そう言って冷やしておいた水を渡す。

まふまふさんはかなりきついようで起き上がるのもやっとそうだった。

お粥を作りまふまふさんのもとへ持っていく。

頬が赤く、熱のせいで汗が垂れてる。
うん、えr((ｺﾞﾎﾝ

まあそんなこんなでお粥を食べてもらい薬を飲んでもらった。

｢あっ、そういえば名前聞いてませんでしたね｣

そらるさんが急にそんなことを言い出す。
正直のところ、リスナーとばれたくない。だって色々気まずいでしょう?

｢いえいえ名乗るほどの者では…｣

｢いや、ここまでして頂いたのにお礼をしないのはちょっと……｣

まぁいっか。リスナーってことだけ黙ってればいいよね。

｢立花Aです｣

｢俺は一ノ瀬彼方、そしてこいつが相川真冬｣

わぁお、歌い手さんの本名聞いちゃったよ。
まあ、こうして会う機会はもうないだろうしね。いいよね、心にためとこう。

｢そういえば彼方さん。お風呂まだですよね?良ければ使って下さい!！｣

｢いやでも、服がないし…｣

服。ふく。ふ、く……

あっ、お兄ちゃんがおいて帰った服があったはず!!

｢ 兄の服があったので使ってください。安心して下さい。ちゃんと洗ってるので｣

｢じゃあお言葉に甘えて｣

そう言って彼方さんはお風呂場に消えていった。

にしても真冬さん辛そうだなぁ。

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