【まふまふ】男性恐怖症を治したいでしょ？

＃31 ページ32

「ただいまです！！」
　
　
　
ｶﾞﾁｬｯと玄関からの音が響き、まふくんが帰ってきた
　
　
ドタドタと、私が寝ているリビングへ向かってくる足音が聞こえてくる
　
　
　
「ゼリー買って来ました！いくら食欲ないからってゼリーくらいは食べて下さい！」
　
　
　
「....ありがとうございます」
　
　
　
私はまふくんからゼリーを受け取った
　
　

＿＿＿＿＿＿またしても、借りを作ってしまった.....自分の気が全然済まない
　
　
　
「.....」
　
　
　
「何かあったら言って下さいね」
　
　
　
そう笑って言ってくれるが、私の方をじっと見たまま離れようとしない
　
　
なんだか睨まれてるようで正直怖い....とりあえず、布団をかぶってその視線を防いでおこう
　
　
　
「震えてますけど、寒いですか？」
　
　
　
「えっ、いや....大丈夫です....」
　
　
　
「無理だけはしないで下さいね」
　
　
　
そしてまた睨まれるような視線が私にくる
　
　
チラッと布団から出て、まふくんを見てみると
　
　

「(怖っ...)」
　
　
　
目が凶器のようになっていた。
　
　
もしかしたら、私が熱を出している事を怒っているのかもしれませんね

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