。無敗の女帝。I【黒子のバスケ】 (ページ3)

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後輩ページ3

「バスケ部の勧誘しようか、修ちゃん」

「主将自らするのか？いらないだろ」

「いや、他の部活バスケ部に人取られないようにって、めっちゃ気合入れてるんだからね」

特にバレー部
と、付け加える

「あっそ」

うわー、余裕の嫌味
と、私は思う

きっと、取られるも取られないもそんな意志でバスケ部には来て欲しくないんだろうなって云うのは分かるけどさ

私はジュースを飲みながら、隣で眠たそうに肘をつく我がバスケ部のキャプテンを仰ぎ見た
この一年、二年生でバスケ部に就任した修ちゃんは何処か、変わらないようで変わったと思う

大人びた、みたいな
いや、嫌味なのは変わらないけど

「何人か、良い人いるんじゃない？いきなり一年生で一軍とか！」

「さぁな」

「…もうちょい素直な感想持とうか、幼馴染みよ」

そんな会話もそこそこに、放課後が近い、と言うよりまだ帰りの挨拶もしていないのでそれぞれ教室に向かいながら、心を弾ませた

マネージャー志望の子も、くると良いな
と

すると、注意が疎かになっていたのか誰かと肩がぶつかる

「…あ、すみません」

にやける顔を押さえ、振り向いても…

「あれ、いない」

ぶつかったと思わしき人、チラッと見えた水色の髪の子はいなかった