【宮兄弟】前世、今世でも推しは尊い２

６９話 ページ32

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約二十分後








．









「終わった…」


「け、けっこう良いと思ったよ！」


「ええよ、励まさんで」


「そ、そう…？」







演技は終わった

そこに、『無事に』が付いていればどれだけ良かったことか
そもそも私に主役が重すぎたのだ


月に帰る場面なんて







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「かぐや姫！！」

「行かないでおくれ！」





「さ、さようなら…お、お爺様、お婆さん…あ、様」






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お客さん、失笑

どうしろというんだ
恥ずかしい




知識はまた付いていても、役になりきるには十年早かったかな…
うん









そんな後悔の元、







「A！！」


「かわいかった！！」







双子が迎えに来てくれた


美鈴ちゃんもお母さんが来ていたらしく、



「じゃあね！」

とだけ告げて言ってしまった







さあ、帰ろうっか

逃げたいし

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