身 代 わ り の 継 子【鬼滅の刃】

庚の隊士様 ページ16

「こんにちは！」



「…あ、はい」



「こんにちは！」



「…こんにちは」






元気よく挨拶をしているのは、庚の三人組

癸…鬼殺隊に入ったばっかりと聞いていたのに、すごいと思う






私は、丁


もしかしたら、あっという間に追い越されてしまうかもしれない








「愛柱さん、今日も美しいんだろうなぁ…！！」



「でもアイツ、なんかやばいぞ」



「すみません、騒がしくして…」







君も私からしたら、騒がしい方だよ

とも言えない





私からの、勝手な発言も許されていない

私に恥をかかすな、と何度言われたことだろうか







一定の言葉しか喋らない私の空気は、自然と悪くなる
相手も、気分を悪くさせるかもしれない








でも、今日の相手はそうでもないみたいだった







「そういえば…よく会いますけど、名前知りませんでした！…お名前は？」



「あっ、俺も！」








…水柱様と似ているな、って思ったのは秘密

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