【弐】青春ならぬ生殉【魔入りました！入間くん】

生殉４０話 ページ15

それから、私達四人は毎日のように遊んだ







疲れるけど、とても楽しい
クララの楽しそうな顔を見るだけで、嬉しかった



彼女には、私のようになってほしくなかったから







．







「クララ、元気だね」



「そうだね…」






ベンチで、入間君と話す

勿論話題はクララのことで、アズ君は珍しく、どこかに行っている





入間君は何処か元気かなく、ずっとクララに貰ったジュースを見つめていた








その時







「ドーンッ！」


「わっ！」





張本人の登場

見事



　


「あっははは！命中！」





その元気な様子に、また遊ぶのかなあ…
と思っていると、







「あのねーこれねー、私の好きなお菓子！あとジュースと本とー、ぬいぐるみもあるよ！全部あげる！入間ちとAが欲しい物なーんでも出すよ！」






精一杯の笑顔


クララは言葉を続けた







「だからねっ！だから…また、私と一緒に…」






私は言おうとした

いらない、と




でも、





「遊ん「いっ、いらない」」





また、先を越されちゃった

生殉４１話→←生殉３９話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す