喰う鬼【鬼滅の刃】

愛情 ページ4

「私にだって、愛情というものは残っているよ」




「まさか」




「殺すよ」





喰う、とはやっぱり言わなかった彼女


喰う、の方が軽い感じがするんだけどなぁ……少なくとも俺達にとっては


だって、日常茶飯事の事だから
というか秒刻みで喰べているかもしれない






だから、そんな彼女が不思議でならない






「愛情って誰に対しての？」



「人間さ」



「ふーん……」





意外、ではなかった

別に人間に対しては他の鬼も、様々な感情を抱いていた
それが愛情っていうのも彼女らしい






「俺にはないの？」



「微塵も」






でも、これは少し応えたなぁ……

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