あのお館様と仮結婚しました【鬼滅の刃】

二十八の幕 ページ32

この世界でいう鬼ってさ、怖いよね




前世にいなかったから、なおさら




雑魚鬼でも充分怖いよ？

だから、上弦と下弦の鬼なんて論外



即死だよ、即死

あ、人生つんだなってレベル




それなら、鬼の存在なんて、知らない方が良かったのかもしれない……








貴「ですよね？」




？「え、急にどうしたの？」






いえ、なんでもありません………そう私が、告げる相手は、何を隠そう………








．









童「まあ、悩み事があるなら遠慮なく言ってよ！」






漫画で出てきた、上弦の弐の『童磨』だった


やっぱり、宗教って万世極楽教かよ！！






多分、今の私は死んでる顔をしているな(確信)






童「そんなに顔が、やつれるまで何かあったの？」





ほら


貴方のせいだよ


側から見たら、ありがたい、優しい教祖様なんだろうけど………





お館様………！









童「もしかして、男の人…恋人の悩みかい？」





この人も、いや、鬼か

勘が異常にするどい……だから怖い、すごく







ちなみに、今は町の路上だけど、日はギリギリ沈んでしまった

運がねぇ！






どうしようレベルじゃない……！！








童「ねぇ、俺のね、役目は信者の全てを『幸せ』にすることなんだ」







なんか知らないけど、語り始めた


うん、私が悪かったから、帰らせて！







童「だから……君は信者じゃないけど………」






そこまで言って、その鬼は何を血迷ったか、私の腕を掴んだ

荒々しく




貴「いだっ…！」









童「俺が、その男のことを忘れさせてあげようか？」

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