あのお館様と仮結婚しました【鬼滅の刃】 (ページ25)

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二十二の幕ページ25

き、既成事実って……お館様から出ていい言葉じゃないぞ！？

でも、至ってお館様は真面目なようだった

(なぜに真面目)

ひたすら私が「え？え？え？」みたいな顔をしているのが、おかしかったのか

産「ふふ……冗談だよ」

と、お館様は言った

でも、今の状態といえば、一つの布団に二人で寝ている
密着もしているのだから、その言葉は余計に、ホントっぽくみえる

あと、お館様が冗談を言うとは、思えない！！

貴「冗談に思えません！お館様が言うと」

産「おや、すまない」

貴「驚きましたよホントに！……さっきのことも」

こういうことをするのは、まだ…二十歳くらいになってからだと思ってた

しかも、十四歳の子に……大人っぽいけどね

天井を見上げ、私は考える

産「私も、行為は君の許しを得てからにしようと思っている。だから…………」

そう言うとお館様は、密着している状態で更に近づき、覆い被さった

目の前には、お館様の顔がある

産「今は、これで我慢するよ」

……どこが我慢なんですかーー！？

貴「え……お、お館様？何を…」

さっきのことでも刺激が強かったのに、こんなことは耐えれない！

また身体中が再熱して、お館様の顔を見れなくなった

ギュッと目を閉じると、お館様の気配がすぐ近くに感じられ…………首筋に柔らかな、擽ったく思えるようなものが当たった

貴「ひっ……ひゃっ……くすぐっ」

産「その顔、私だけのものにしたい……」

そのお館様の言葉で、さらに反応してしまい、顔から火が出そうだ