浪漫.62 ページ17
酒に酔ったとはいえど、さすがにこの机を直視すると片付けたい衝動に駆られる。
自分でもよくこんな汚い机で生活できたなと思う。
捨てる紙は捨てて、走り書きしたメモは別のところにまとめて。
消しカスやゴミを袋にまとめたところで、机に残っているのは、明治時代を描くに至って参考にした太い文献だけだった。
これが一番の大物だ。
机の大半が、この分厚くて大きい本達で占められている。
疲れている体を起こし、何冊か重ねて腕に抱える。
確かこの系統をまとめている本棚は奥から二番目くらいにあったはず。
そう思い、図書館で本を探すように｢明治文献 明治文献……｣と見ていると、やっと大正や昭和の資料系が並んである棚を見つけた。
グッと手を伸ばし、上に重ねている本の上にさらに重ねようとしたその時。
手が見当違いの場所に当たり、本がずれて頭上に落ちてきた。
まるでスローモーション。
瞳孔を開いて落ちてきた本を見つめる。
いつだったか、
前もこんな経験をしたような気がした。
あの、
時………、
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ちょこれーとさん» 私ハピエン厨なくせにそこまでいくのに死ぬほどシリアスにしたい民だから、良ければ付き合ってやってください…最後は幸せにするぞ！！笑 (2019年12月12日 16時) (
レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - なんかラストに向けてが切ない… (2019年12月10日 19時) (レス) id: adc186f0a4 (このIDを非表示/違反報告)
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