【実話】私が虐待されていることに気が付くまでのお話

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母親は地元の小学校に戻ることであの子との差を見せつけたかったらしい。

“ほら、私の娘はあんたの子供より優れてるのよ”ってね。

私は友達と離れたくなかったし見返したいとも思ってなかったので

“受験したい”と言ったが、

“子供に決定権があると思ってるの？子供は黙って親の言う事を聞いてればいいの”

そんな事を殴られながら言われた私は心が折れてしまった。

たった二時間。それでも簡単に折れた。

“私の決意ってこんなものなのか”若干自己嫌悪の念を抱えながら私は入学式を迎えた

元々期待はしていなかったが小学校は更に地獄だった。

私には七つ上の兄がいる。丁度七つ年上なので私の入学と入れ替わるように卒業した。

正直、兄は少し…いや結構おかしい人だ。

学校に包丁を持ち込んだり、いろいろやらかしていたらしい。

入学式。一年生は六年生と手をつないで体育館に入場するのだが私は拒否された

「こいつ、兎森の妹だろ？気持ち悪。なんでこんな奴と手つながないといけねぇんだ。
おい、誰か変われ。」

「うわっｗまじドンマイｗ俺、絶対変わりたくねぇｗｗ」

「おいおいｗ言うなよｗかわいそうだろ？ｗ手繋いでやれってｗｗｗ」

数個上の先輩に言われるのは中々にきつかった。

入学後。私はまず六年生にいじめられるようになった。

悪口や“気持ち悪い”と笑われ、当時流行った“王様ゲーム”の罰ゲームに使われていた

小学生というものは単純だ。

最上級生がそんな事をしたらどうなるのか。答えは実に簡単だ。









下級生たちも真似をしだす。









入学して半年もすれば私は全校生徒にいじめられるようになっていた。

廊下を歩けば“気持ち悪い”と言われ笑われ指を刺される。

家では相変わらず母親が殴ってくる。ほかの家族はそんな私を見ても何も言わない。

なんなら兄はそんな私を見て満足そうに笑っていた。

“かなしい”“くるしい”そう日記に一言づつしか書けなくなっていた。

私の限界は近くなっていたんだと思う。

二年生に進級したころ母親にIQテストを受けさせられた。

テストは昔から色々受けていたからなにか考えることもなくただ淡々と受けた。

それから初夏になり変わることない生活をしていたのだが

IQテストの結果が返ってきたことにより私の家での生活は更に地獄と化すことになった。

その経緯をまず私が生まれた理由から説明していきたいと思う。

これは母親が私に語った内容だ。

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