お泊まり旅行は知っている２〜探偵チームKZ事件ノート〜

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何を作ろうかなぁ？？

得意料理でしょ！？無いよぉ〜

その間にも皆は準備を着々と進め…

材料を並べ始めてるんだよ！

私は…何を作るか決まっていないから困ってるとこ

黒)「アーヤ、決まらないの？」

立)「うん…得意な料理なんてないから…」

そうすると黒木君は『なんでもない』というような顔で

黒)「アーヤの料理は全て美味しいからさ。

　 だからアーヤの料理は全部、得意料理だからね」

えぇ！？うそ、うそ！

私が顔に出していたのか、黒木君はクスッと笑って

キッチンに戻っていった

私は悩みに悩み…コレにしました！

『ラタトゥイユ』です！！

私が作った中でも自信作で、

コレだけは家族にも負けないんだ！

決まったとなったら即実行！

冷蔵庫と再び向き合ってると…

黒)「アーヤ、決まったみたいだね」

後ろを振り返ると黒木君が立っていた

立)「黒木君のおかげで決まったよ！

　 ありがとうっ！

　 あ、そういえば…黒木君は作り終わったの？」

さっきから私のところに来てくれてたから、心配で。

黒)「今は若武達が占領してるからね

　 もう少し待とうと思って」

確かに私の後ろのシンクやらガスコンロやらが

とっても慌ただしい

それを見て黒木君の言ってることに納得！

なぜなら…！

若武＆上杉君ペアだから！

あの二人は気が合うのか、合わないのか…

私ももう少し待とうかな？

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