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第4話 突撃!貴女のお家の洗顔料 ページ5

退屈な授業が終わり、篠宮さんに強制的に篠宮さんの家に私は連れて行かれた。

篠宮さんの家はいまでいうオシャンティーなカフェであった。そのカフェのスタッフルームという名札がつけられている扉を乱暴に開け、篠宮さんは私を自室へと連れて行った。

「突然だけど、貴方はどんな洗顔料を使っている?」

部屋に入った途端、篠宮さんは、私に突然こんなことを質問した。

「私はいつも最高級のものを使っていたけど」

私がそう言うと突然篠宮さんが立ち上がって、目の前にあったタンスの中に入っていたものを取り出し、ドンという音をたてて机の上に置いた。

それは洗顔料だった。1つはAもっている最高級の洗顔料である。もう1つは市販の600円で売られている洗顔料だ。

「いいかい?高いものだからって実力も高いなんてことはないんだ!!広告やパッケージに金かけてしまった為に価格がつりあがってるものもある!だけどその他に最新研究費の為に価格が上がってるのもある。だから価格だけで判断することをやめ、高くなっている理由を見極めなさい。そこが肝心なのさ」

「そうなの?」
「ああ。こっちは私がいつも使っているやつだ」
といって安い方の洗顔料を手に取った。
「こいつは、洗浄力が60%以上もある超洗浄力を持つんだ」
そう言った篠宮さんはその洗顔料を私に投げ渡した。
「そいつをあげるよ。使ってみな」
「あ、ありがとう。じゃあ今度お礼にお父様が経営しているレストラン、ベルガモットに招待してあげるわ!」


「因みに一品いくらなんだ?」篠宮さんが震え声で値段を聞く。
「安いもので2万くらいかしら?まあ私はいつも食べてるのだけど」

その瞬間、いきなり篠宮さんの超高級、洗顔料が豪速球で私の前を通り過ぎ、後方の壁にガツンと音を立てて落ちた。

「なんでそんな裕福な食事できんのよおお!!私なんて母さんが作ったまかないだぞ!?畜生羨ましい!!私なんてこのサンプル洗顔料かうのに貯金いくら使ったと思ってんだ畜生!!」

と言いながら私に言い寄ってくる。

「ぢぐじょうううう!!金持ちがあああ
あ!!!」

私は何故か、猫の貯金箱をブンブン振り回しながら泣き叫ぶ篠宮さんを見て申し訳ない気持ちになってきた……。

第5話 肌に関する○○○→←第3話 やっときた主人公Part



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設定タグ:美容 , 恋愛 , ギャグ   
作品ジャンル:ラブコメ, オリジナル作品
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はる(プロフ) - とても面白くて爆笑してしまいました笑 更新楽しみにしてます! (2016年5月20日 0時) (レス) id: a835932f49 (このIDを非表示/違反報告)
朝焼@イチ(プロフ) - ニーナさん» わかりました! (2016年5月14日 16時) (レス) id: 6d58e4288c (このIDを非表示/違反報告)
ニーナ(プロフ) - 朝焼@イチさん» 髪の洗い方や乾かし方をやってほしいです! (2016年5月14日 15時) (レス) id: 40917c5cbb (このIDを非表示/違反報告)
朝焼@イチ(プロフ) - ニーナさん» ありがとうございます! キャラの方は試行錯誤してた時にこんな感じに成ってしまいましたw (2016年5月14日 7時) (レス) id: 6d58e4288c (このIDを非表示/違反報告)
ニーナ(プロフ) - キャラが……(笑)何か凄く参考になります!更新頑張ってください! (2016年5月11日 16時) (レス) id: f7b6c4ac07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪菫@イチ | 作者ホームページ:http://gokigamisama  
作成日時:2015年3月4日 4時

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