矢神と申す ページ6
太「オレら…」
ごめん待って。
もうちょっとってところで、本当にわるい。
ほんとにね?
ダメってことだって分かってますよ!
まずいぞ。
これはまずい。
いきなり吉田のいびきが気になり始めた!!
クソ吉田め…。
藤ヶ谷の内容が全くもって頭に入ってこん!!
A「ストップ」
このままじゃ、変な誤解をしながら藤ヶ谷の
話を聞きそうだ。
太「え…?」
ですよね!
そうなりますよね、ええ!!
宏「ん?何、なんかあんの?」
はい。
あなた方にとってはくだらないことかもですがね?
A「吉田のいびきが聞こえるの」
渉「え?よ、吉田?」
わかるよ!
いきなりの吉田はキツイよね!?
本当にごめんだわ…。
俊「あっ、確かにいびき…」
ニ「千賀のより大きいなっ!」
おい、バカにされてるぞ千賀。
千「ゴリラ並みとか言うなぁ〜っ!!」
いや、言ってなかったでしょ!?
変な被害妄想働いちゃってるよ…。
裕「…気にしない方がいいでしょ」
そうですね…
でも気になると最後まで気になっちゃうんだよ。
宏「ちゃんと集中しろよー」
るっさいな。
そんなこたー、わかってるよ。
渉「結構まじめな話なんだけどなぁ〜」
はい、ごめんなさい。
太「…ね」
ん?
さっきまで黙ってた藤ヶ谷。
それが、私の目の前まで来てて。
結構の至近距離。
なんだなんだ。
A「……ぇ」
つい声、小さくなる。
私のポーカーフェイス、崩れたり。
おそるべしイケメンの力。
太「オレのこと見て…」
ふじがやのこと…?
まっすぐな藤ヶ谷の目。
目、そらしちゃダメだよね。
見つめ返す。
ニ「え、何見つめあって「ちょ、ニカ!!←千」
宏「静かにしろ!」
大きいはずなのに、小さく聞こえる声。
太「ねぇ」
A「はい…」
太「まだ聞こえる?」
え…
A「聞こえない…」
吉田のいびき、消えました。
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作者名:苺パンダ | 作成日時:2019年2月18日 0時