記憶を失った銀色

第１２話 ページ13

「よーし１年全員揃ったな？」

誠凜高校の体育館にて初の部活動です
まだ仮入部ですけど

しかし全員ではないんですよね
しょーご君は診察と時間が重なり早退しました

あとから来るみたいですけど…

「カントク！なにボーッとしてるんだよ！」

「ごめんっ！っで,えーっと…」

火神大我君ですか
やっぱり凄そうな人ですね

「全員みたっしょ？火神でラスト」

すみません僕ここにいます

「あ,そう？…で,黒子君と灰崎君ってこのなかにいる？」

「あっあの帝光中の二人か」

ここにいます

しょーご君は来てくれるはず…多分

「今日は休みみたいね,いいよーっ！じゃあ練習はじめよーっ「あの」…？」

「黒子は僕です」

目の前で言ったら驚かれました
僕が何をしたって言うんだ

しょーご君は驚かずに何故か僕のこと認識してましたし

「んなに！？いつからいたの！？」

「最初からいました」

何ですかその顔は
そんなビックリしなくてもいいじゃないですか

「えっじゃあコイツがキセキの世代？まさかレギュラーじゃ」

「それはねぇーだろ？なぁ黒子君」

「あ,試合には出てましたけど」

「だよな〜…え？」

「え？」

えええええぇぇぇぇ！！！？？

…僕ってそんなに弱そうですか？

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