この世界ではどうやら悪女らしいのでとことん媚を売ろうとしています。【ツイステ】

媚を５ ページ7

「あ、リドル寮長！ お疲れ様です！」

「そこまで疲れてはいないけどね」

「あ、リドル寮長！ 今日もお綺麗で！」

「…君はボクに言っているのか、それともこのランチに向かって言っているのかハッキリしてくれ」



あれ

やっぱり眼鏡がないと不便



どうやら、私の視線は寮長が持っているランチに向かっていたらしく、ちょっと小突かれる
痛くはない

『コツン』

みたいな感じ
甘酸っぱい恋人みたいなやり取り



……だがっ！ そんなポジションはっ！ 監督生ちゃんにこそふさわしいのだ！



ってな訳で



「…では」

「え？」


私はリドル寮長と距離を取る

そして、監督生ちゃんの背中を押す
だが、


「あら、Aさんに触っていただける何て…」

「っ、A、何故距離を取る…」


二人とも自分の世界に入ってしまっていた

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