三十二 ページ34
小松田
「僕、りりこちゃんと友達になりたいんだよ」
顔を上げてさっきよりもっと大きく目を見開いたりりこちゃんに向かい、続けて言う
小「りりこちゃんが、僕に呆れなかったことが嬉しかったんだ」
『呆れる？どうして呆れるんですか』
そうだよね、訳がわからないみたいな顔で、僕をまっすぐ見てくれるのは、りりこちゃんだからだよね。りりこちゃんにとって、それは当たり前なのかもだけど
小「僕は、へっぽこ事務員って呼ばれるほど何も出来ないから、よくため息つかれるし、ダメダメだし、今までの人にも沢山バカにされて。
でも、僕、りりこちゃんがまっすぐ僕のことを見てくれて、ちゃんとお話を聞いてくれたでしょ？
僕、りりこちゃんと友達になりたいって、心から思ったんだよ」
りりこちゃんは、僕が友達だったら、困るかな？
僕は、りりこちゃんと友達になれたら、君のこと悪く言う人が可哀想に思うんだろうな。
だって、一緒に居てこんなに楽しい気分になれる人、そう居ないよ。
小「ね、僕、りりこちゃんと友達になりたい」
どうですか？お話ししようよ。
その思いを込めて笑いかけると、りりこちゃんは、さっきまで丸くしていた目を細めて、表情を崩して、優しく微笑んでくれた。
『ありがとう。小松田さん』
僕も微笑み返す。
まずは、お昼ご飯を食べながらお喋りしようか。
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まる(プロフ) - いおらんさん» ありがとうございます！コメントとても嬉しくて励みになります！ (2019年8月2日 19時) (
レス) id: 3f7caaff83 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - とても話が好みで楽しく読ませてもらってます(^^)更新頑張ってください！ (2019年8月2日 12時) (レス) id: 60ac9a4c80 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 桜ノ夢さん» ありがとうございます！初めての作品なのでとても緊張しながら書いているのでとても嬉しいです。タイトルについてはこれからのストーリーをお楽しみにしていてください！ (2018年11月18日 19時) (レス) id: 3f7caaff83 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ夢 - まるさん！この作品とても面白いですね！私、これ読んだ後、｢ふぅ〜面白かった…な…え！？何この題名！？夢主消えるの！？｣って思いましたから← (2018年11月13日 22時) (レス) id: 3556d0a5e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2018年11月13日 21時
