双黒のお母さんやってます『小学校編』【文スト・双黒】

番外編2【リクエスト】 ページ22

「逆上がりも出来ねぇなら、母さんは俺のだな！」




待って中也。そんな可愛いこと言うならお母さんのスマホの前で言ってくれないかな！？





「私にだって出来ない事くらいある。そんな事を馬鹿にする中也こそ、母さんの隣を歩くのは向いてない」






『作之助…鼻血でそう』






「すでに出てるけどな」






おっと。これは失敬失敬。



ゴシゴシと拭く。






「でも小一で逆上がり出来ねぇなんて…マジでやべぇぞ？」





「うぐっ……逆上がりなんて必要ない」





ちょっと目がウルウルし始める治。
相当なショックだったようだ。





『まあまあ。ゆっくり練習していこう？初めから出来る人間はいないよ。練習して出来る人間の方が、お母さんはカッコイイと思うよ』






「……母さん抱っこ」






治が両手を広げてこっちを見る。



あぁ、昔を思い出すねぇ。





『しょうがないなぁ…………うっ重い』





やっぱり成長してるなぁ。
前抱っこした時はもっと軽かった気がするんだけど…





「えぇ！？そこは俺だろ！？俺だって逆上がり頑張った！！」





『お母さん腕折れちゃうなぁ』






そんな事を言いながらももう片方の腕で中也を抱き上げる。




おぅふ。お母さん真面目に腕ポッキリいっちゃう。





「お、俺は…」






オロオロとしている作之助。
さすがにもう無理だと思ったのだろう。
しょんぼりして私の服を摘んだ。





『作之助は…おんぶでいいかな？』





あ、



今、ぱぁって花が咲いたよ。
作之助の顔の周りに花が咲いたよ。





『はい。どうぞ』





どうにかしゃがんで作之助を乗せる。





明日は筋肉痛かな…






なんて思いながら今日のお昼ご飯を考えた。









ーー

なんつー文才だ(白目)


リクエストくれた方に申し訳ないですね。
ごめんなさい！！

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