双黒のお母さんやってます『小学校編』【文スト・双黒】

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私の１日は、2人の息子達に踏まれるところから始まる。





そう。踏まれるのだ





「痛い痛い！！」




「今日入学式だぜ！！起きろ！！」




「早くしないと遅刻するよ？」





お願い。



踏まないで！？前までは2人とも軽かったけどさ、今は小学生になって重くなったんだから！




「ふぁ…ねむい…」




よくよく見てみれば、2人ともすでにランドセル背負ってる

あれ？入学式ってランドセルいらなくね？




「入学式ってランドセルいらないよ？」




「え？」 「…は？」




いやいや、知らなかったの…？


まあいいや




「さあ準備しようかー……って！！まだ5時じゃん！！」




掛け時計を見ると、針が指す数字は5


5時だと？はえーよ




「とりあえず、朝ごはん作るね…」




朝から疲れる……うちの息子っていつになったら成長するの？
このまま成長しないとか？私の体が終わるよ？



フラフラと歩いてく私の服を、2人がグイッと引っ張る。



危ないよ、転けそうになったよ。




「母さん、もしかして俺ら余計な事した？」




「ごめん母さん。中也がうるさかった…」




中也は申し訳なさそうに
治は中也の頭を叩きながら謝罪した。




いつの間にか身長も大きくなっていて…と言ってもまだ抜かされてないが……大きくなった。


手を伸ばせばすぐ頭が撫でられるくらいだ。



いつも通りに2人の頭を撫でる。




中也の髪は小さい頃と変わってサラサラになった。

橙色の髪の毛に指を絡ませれば、スルッと指の間から流れる。



女子か←



一方、治は小さい頃と変わらずテンパだ。でもその時とは違いこちらもサラサラになったし、いい匂いがする。



女子か←




「起こしてくれてありがとね。さあ！ご飯作るの手伝って！」



相変わらず私の容姿は変わんない！まあ不老不死だから仕方ないけどね




「それにしても……うちの息子イケメンすぎる」←

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